バンコクにはたくさんの駐在員家族がいらっしゃり、多くの子供は日本人学校に行っている。

我が家も、ジャカルタにいた頃はジャカルタ日本人学校という生徒総数1600名の大きな学校に行っていた。

みんな学校が大好きだったし、先生も熱心な方が多く、毎日充実した学舎だった。

通学は基本バスで1時間近くかかったこと、転入、転出が異常に多いこと、春休みが長いこと以外は日本の学校と変わりない、というか、日本の学校よりイケてる面もたくさんあると思う。

 

今回中3と小6の1月にバンコクにスライドしてきた我が家の娘たちは、インターに行っているので日本人学校の詳細なスケジュールは分からないが、どうも町の様子を伺っていると、そろそろ春休みに入ったらしい。

平日の昼間のフジスーパーに、小学生ぐらいの子供たちがたくさんいる指差し

 

「ねえ、なんかノートがもうないって言ってなかったっけ?」(フジスーパーは学用品も売ってる)

「うん、算数がもうないけど、4年生になったら新しいの配られると思う〜」

 

など、母子の微笑ましい会話が聞こえてくる。

3月は、区切りの季節。本帰国ラッシュも始まっているのだろう。友達がいないから知らないだけで。

 

我が家の中3と小6の娘たちは、本来それぞれ卒業をするはずだが、日本人学校生でないので卒業も卒業式もない。春休みもなく通常運転で毎日同じように学校に行っている。

えーっと、中学校と小学校卒業してないって、どうなるんだろうと、かなり今更不安になってみる。

 

かろうじて日本の保育園と幼稚園は卒業している2人なので、学歴?は園卒?

 

だけど、帰国枠の高校受験を考えていた頃に調べた高校の募集要項を思い出すと「在外教育機関で第9学年を修了した者」は受験の資格がある、というようなことが書いてあったので、まあ一応、中学校相当の学校は修了していると一般的には認定してくれる、のだろう。

きっと。多分。是非。そういうことにしていただきたい真顔

 

卒業式って、ただ練習がめんどくさくて、長くて、あまり良い思い出はないのだが、おそらく高校の卒業式も経験せずに大人になる長女は少し気の毒だと思う。彼女はグローバルに羽ばたこうという気持ちはなく、日本国内でドメスティックに生きていこうとしているので、なおさら。