ゲーム大好き、社会問題には興味なしの小6女子。
ライティングと面接はそこそこ対策をした。
面接は、まず「問題カード」と呼ばれる4コマからなる短いストーリーを
1分で準備、2分間でナレーションする。
例えば
①商店街の店主が自転車の違法駐輪が多すぎて、お客さんが店に近づけず困っている
②そこで、他の商店主と相談して週末の歩行者天国を実施することに決めた
③数ヶ月後、自転車禁止の歩行者天国が実現し、店主は満足
④しかし、自転車でやってきたお客さんが自転車を止めることができずにお店で買い物ができなくなってしまった
テーマはそれぞれでもこのパターンが大体で、良かれと思ってそれまでやったことが
④で、全てハッピー、全て解決ではなかったというオチになる。
毎回この展開で、ドラえもんか水戸黄門かと思うほど。
絵に沿って説明するので、内容的にもそんなに難しくはないのだが、
問題はナレーションの長さ。
与えられた時間は2分。
初めて練習させた時は、1分10秒ほどで終わってしまった。
絵を淡々と説明するとだいたいこれぐらいになってしまう。
これでは点が取れない。
各コマについて、できるだけ詳しく、絵に描いてあることに反しない
限りで想像も加えて話すようにしないと2分にはならない。
そこで、一度ナレーションをしてみてから模範解答を確認し、
もっと足せるところはなかったを調べて、もう一度同じ問題の
ナレーションをするということを繰り返した。
同じ問題を、1週間後にもう一度やってみるということもした。
3年分(9回分)ぐらい練習して、2分で話す感覚をつけてもらった。
ここを頑張ったのには理由があって、実はこのナレーション、面接の配点の中で
大きなウエイトを占める。
アティチュード(3点)を除いた35点中、15点はこの部分。
残りの20点は、その後に続く4問の質問への回答。5点ずつ。
各質問の内容によっては、答えにつまづいてしまう可能性も考慮に入れると、
ナレーションでできるだけ点を取りたい。
出題分野は、頻出順にビジネス、教育問題、医療健康、環境問題、
政治行政、家庭、高齢化問題と多岐に亘るが
基本的にパターンは一緒なので、つなぎ言葉やオチの説明の仕方は
同じ言い回しが使える。
試験なので、過去問の数をこなして慣れるという鉄則が活きてくる。
次回は面接(質問)とライティング対策について。