こんにちは、介護士Sです。
前回の投稿から1週間程空いてしまい申し訳ありません。
前回は要介護度認定の流れを紹介しましたが、介護保険のサービスを受けるためには他にも行わなければならないことがあります。その一つがケアプランの作成です。
ケアプランは正式には介護サービス計画書と言い、介護サービスの利用計画のことを指します。ケアプランには目標、目標を達成する為に取り組む必要がある課題、課題を達成する為に必要なサービスの種類、サービスを提供する事業者、サービスを利用する頻度や時間が記載されています。ケアプランには介護保険のサービスだけでなく、医療機関の通院、ボランティアや市町村独自のサービスの利用など、その方が利用している全てのサービスを載せる必要があります。逆に言うと、ケアプランにないサービスは利用することができないということになります。
ケアプランは自分で作成することもできますが、サービスの種類や事業者を自力で探すのはなかなか難しいでしょう。その為、専門職に依頼するケースが殆どです。要支援1・2の場合は地域包括支援センター、要介護1~5で自宅で暮らしている場合は居宅介護支援事業者、施設等に入所している場合は施設のケアマネジャーに依頼します。
なお、要介護度認定で「非該当」の認定を受けた場合は介護サービスを利用することができないので、市町村独自のサービスや民間のサービス、ボランティア団体の支援を利用することになります。
ケアプランの作成・サービス実施の流れは以下のようになります。
①インテーク(契約)
②アセスメント
③ケアプランの作成
④サービス担当者会議
⑤ケアプランの実施
⑥モニタリング
具体的に見ていきましょう。
①インテーク(契約)
まずケアプランを作成する事業者と顔合わせをします。事業者の特性や何をしてもらえるのか説明してもらい、問題がなければ契約をします。
ケアプランを作成してくれる事業者は自分たちで探していくことになりますが、要介護度の認定をした際に市町村から紹介してもらい、その中から選択することもできます。
②アセスメント
契約を行ったら、現在の心身の状況やどのような課題を抱えているのか、どのようなサービスを受けたいか等をケアマネジャーと話していきます。
どのサービスを利用していくかはサービスを実際に受ける方の意見が大事になります。しかし、認知症など病気の影響で上手く自分の希望を伝えられないことがあります。その方に合わせたコミュニケーション方法を用い、意思を確認していくことが大切です。また、利用者と家族の意見が異なることもあります。双方が納得出来る着地点を見つける必要があります。
③ケアプランの作成
アセスメントを基にまず長期目標と短期目標を立てます。長期目標は最終的に叶えたい希望になります。数年かけて達成するような内容になります。短期目標は長期目標を達成する為に必要な小さな目標を指します。数ヶ月かけて取り組む内容になります。
目標を立てたら、現在目標を達成出来ていない原因(課題)は何か、課題を無くすために必要なサービスは何か、サービスを利用する頻度や時間、どのサービス事業所を利用するかを決めていきます。
④サービス担当者会議
介護サービスを実際に利用する前に、本人、家族、ケアマネジャー、かかりつけ医、サービスを行う担当者等が集まり、目標や課題、どのようなサービスを利用していくのか全員で共有していきます。
関係者全員で共有することにより、サービス提供者によって目指す方向が異なることを防ぐ、情報のやり取りがスムーズになるといったメリットがあります。
⑤ケアプランの実施
実際に介護サービスを利用していきます。ケアマネジャーにケアプランの作成を依頼している場合、定期的に様子を見に来てくれます。
⑥モニタリング
介護サービスを利用してみて、ケアプランの通り介護サービスを利用できているか、課題は解決できたか、新しい課題は発生していないか確認していきます。計画通り実施できていない、課題が残ったまま・新たな課題が発生した場合はケアプランの変更を検討していきます。
以上がケアプランの作成になります。初めに記載したように自分でケアプランを作成することも出来ますが、ケアマネジャーに依頼すると困ったことや状態に変化があった時に適切に対応してもらえるため、専門職に頼るのをおすすめします。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。