<5th Oct Sat>

我が家にお泊りのゲストのために久し振りに会社の元同僚が集まってくれて、4人で中華料理頂きながら楽しい夜でした。

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10月3日のWigmore Hall昼夜のダブルヘッダー、まずはランチタイムの一時間のピアノリサイタル。

 

26才のトルコ人のジャン・チャクムルCan Çakmurは2018年の浜松国際ピアノコンクールThe Hamamatsu International Piano Competitionの優勝者。3年おきのこのコンクール、2021年はコロナで中止だったので、彼が直近の優勝者で、来月開かれるコンクールの審査員もするようです。

 

 

去年Kings Placeで小川典子さんと一緒に出たコンサートにも彼は出てました。

Intervalと書いてあるのは間違い。

最後の曲はバッハのヴァイオリン曲をブラームスが左手だけのピアノに編曲したもの。

 

いつものスタインウェイではなく、初めて見るShigeru Kawaiというピアノ。

詳しくはをご覧下さいですが、

 

河合滋さん(1922-2006)はピアノ造りの河合家の養子で、カワイのグランドピアノの最高級品がShigeru Kawaiだそうです。値段は約2300万円。

きっとこのコンサートのために貸してくれたのでしょうが、ロンドンでは貴重な楽器で聴けたのはこのコンサートのボーナスで、ありがたいことでした。正直、特に凄い音だとは感じられず、その夜の同じ舞台での通常のスタインウェイの方が良い音だと思いましたが・・。

 

チャクムルの演奏は、小川典子さんとの共演でなかなかよかったのでこの日も行ったのですが、自分でもピアノを弾く(私は聴いたことはないし大して上手ではないでしょうが)トーチャンは彼が右のペダルを踏み過ぎるのが気に入らなかったようで、次にまた彼が弾く時に誘っても来ないでしょう。

 

左手だけのバッハ/ブラームスも珍しいので面白かったですが、私はシューベルトが一番好きだったかな。アンコールもシューベルトの即興曲でした。でも、その時は彼の演奏はまあまあと思ったのですが、翌日バービカンで聴いたピョートル・アンデルシェフスキの名人芸と比べてしまい、全く格が違うのを実感(ほとんどのピアニストはそうなのですが)。