<21st Dec Mon>

Star Wars The Force Awakens「スターウォーズ/フォースの覚醒」(ひどい邦題むかっ)を今日観に行きましたが、すごく面白かったです。特に長年のファンには特に嬉しい展開で、色んな意味で時の流れを感じて感慨深いものがありますクラッカー

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12月16日はウィグモア・ホールで仏ソプラノのパトリシア・プティボンのリサイタルでした。


プティボン嬢には何度かキャンセルされて、やっと初めて生で聴けましたが、オペラ歌手にしておくには勿体ない程のコメディアンぶりで、いつもと違う楽しみ方ができたメチャ面白いコンサートでしたにひひ


半分以上の曲はコント入りだったし、そうでない曲も彼女の生き生きとしたキュートな表情でビジュアル的にも大いに盛り上がり、絶対に居眠りできませんね、あれでは。アメリカ人ピアノ伴奏者も一緒になって沸かせてくれました。



ブーケ1

Patricia Petibon soprano

Susan Manoff piano


Reynaldo Hahn (1874-1947) A Chloris/Pholoé/Quand je fus pris au pavillon

Gabriel Fauré (1845-1924) Spleen

Manuel Rosenthal (1904-2003) Pêcheur de lune

Gabriel Fauré Les berceaux Op. 23 No. 1

Manuel Rosenthal Chansons du monsieur Bleu/Fido, Fido/L'éléphant du jardin des plantes

Francis Poulenc (1899-1963) Voyage à Paris/Hier/Les gars qui vont à la fête/Les chemins de l'amour

コーヒーInterval

Henri Collet (1885-1951) A vida dos arrieros

Fernando J Obradors (1897-1945) El vito

Manuel de Falla (1876-1946) Asturiana

Joaquin Turina (1882-1949) Cantares

Joseph Canteloube (1879-1957) La delaïssádo

Erik Satie La statue de bronze/Daphénéo

Leonard Bernstein (1918-1990) La Bonne Cuisine

Agustín Lara (1897-1970) Granada


アンコールは有名なシャンソン「聞かせてよ愛の言葉を」Parlez-moi d'amour でしたが、プティボン嬢が普通に歌うわけがなく、ストールに座ってハリポタのような丸い眼鏡掛けて本を広げて「冴えない本の虫少女」を演じながら芝居っ気たっぷりに。


帽子メガネ帽子類、眼鏡はもちろん、ゴム毬やらゴム動物諸々の小道具、一体いくつ出てきたことか。特にバーンスタインのお料理に関する歌の時はいろんなものが登場して大爆笑(舞台の床にいくつか転がってるのが写真で見えるでしょ?)。


客席にもプティボン嬢が3回モノを放り投げて、最初のは最前列ど真ん中にいた私のところにゴム毬が。すぐ前が舞台なので手渡しで彼女に返したら、「No, it is good」と言いながら又飛んできて、私は皆の笑いものにひひ


主にフランス語、ちょっとだけスペイン語も混ぜて、まじめな歌でもキュートでコケティッシュで粋なパリジェンヌのプティボン嬢、まるで映画「アメリ」の女の子がそのまま40代後半になった感じで、渋いウィグモア・ホールが可愛くて洒落たフランスの雰囲気になりました。


コメディ要素を差っぴいても、声もむらなくきれいに出て、メリハリのある立派な歌唱でしたクラッカー





ロンドンでは知名度の低いプティボン嬢、切符も余ってて、終了後のグリーン・ルームも閑散でしたが、一人熱心なお爺さんがいて、たくさんのCDにサインをせがんでました。


喜劇オペラでもっとも真価発揮できるキャラの彼女をフルステージで観てみたいですが、予定されてるのはリゴレットのジルダとかミトリダーテですって。悲劇のヒロインも素晴らしいでしょうけどね。


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