<30th Oct Wed>
嵐が去って秋晴れの今日、会社を休んで、ムスメと二人でウエストフィールドという巨大ショッピングセンターにお買い物。来週は彼女の誕生日なのでブーツとか色々買ってあげました。その後ウエストエンドのデパートにも行って疲労困憊だけど、女同士のショッピングは楽しい (トーチャンは置いてけぼりじゃなくて、今日はアルバイト)
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写真はクリックで拡大します
10月18日から21日までのブリュッセル旅行についてはのんびり記録をアップしてますが、今回は小便小僧と、そのパロディとも言うべき小便小娘について。
まず、ブリュッセルと言えば小便小僧Manneken Pis。
街中にニセモノ小僧が出回ってますが(写真はワッフル屋の広告小僧)、
1619年作の本物はグランプラスから少し外れた街角にあり、一日中人だかりがしています。
最初の日に見に行ったら、赤いベルベットに金の縁取りのシックな中世風衣装を着てましたが、
ホテルからも近いし、「違う衣装着てるかな~?」と思ってその後かなり何度も見に行ったのに、それからはいつも裸。
本来の姿も見られたのはよかったのですが、やっぱり他の衣装も見たいのに、つまんな~い。大変な衣装持ちなんだから、とっかえひっかえ着せればいいのに。
仕方ない、それなら、衣装が展示されてる部屋に行ってみましょう。
グランプラスにある王の家Maison du Roiは現在は市立博物館Musee de la Villeになっていて、絵画やブリュッセルの歴史に関する資料が展示されているのですが、やっぱり目玉は小便小僧の衣装でしょう。
暗いので鮮明な写真は撮れませんでしたが(フラッシュ使用不可)、複製が着ている衣装の他に、ハンガーに掛けられただけのもの、引き出しを開けると見えるもの等、所狭しと陳列されていて、世界中から送られたわけですから、民族衣装風が大半な中、民族衣装といえるものが無いさる大国なんかは、おーおー、口惜し紛れにエルビス・プレスリーの舞台衣装なんぞ送ってきてからに・・・
まあ、そんなこと言ったら、イギリスも民族衣装ってないけど、バッキンガム宮殿の衛兵とかユニオンジャックのベストを着た英国紳士とかで、数は少ないけど、なんとか存在感を示しているのではないかしら。
そこへ行くと、日本の衣装は結構たくさんあり、嬉しくなりました
桃太郎さん、可愛いね。ご丁寧に犬や猿のぬいぐるみまで付いてて手が込んでるわ。
鎧兜の立派な武士のいでたちはたしか1935年寄贈と随分古いんですが、情報伝達が困難だったせいか、間違ったサイズが伝わってしまったようで、これだけやけにでかいのが写真からおわかりでしょう。
これでは小便小僧に着せることはできないけど、でもこんな間違い衣装までガラス張りのケースで陳列してもらえるのは嬉しいですよね。
それ以外は引き出し収納で、全部写真を撮ったわけではないですが、陣羽織や紋付袴があり、これらも結構古いです。
説明がディスプレーされるものもありましたが、金太郎の腹掛けをした河童の火消しなんて、説明読まないと外国人にはわからないですもんね。
さて、
「地球の歩き方」で小便小僧の妹版というかパロディというか、ジャンネケ・ピスJeanneke Pisという像があることを知り、イル・サクロ地区というカジュアルなレストランがひしめく最も賑やかなエリアの袋小路のすみっこにあるのを探し当てました。もちろん誰も見物客はいなくてひっそり。
最初は夜に行ったら、柵が閉まってたので、「そうか、大事な像が盗まれたり傷つけられたりしたら大変だから、夜はこうして守っているんだな」、と思ったのですが、昼に行ってもやはり閉じられたまま。
隙間から無理矢理写真を撮りましたが、1987年にお目見えしたこの少女、当然こういうしゃがむ姿になっちゃうわけだけど、下品だから隠そうとしてるのかもしれませんねえ。ちゃんと手入れはされてるけど。
因みに、小便小娘というのは私の命名ですが、小便小僧と同じくらいの大きさです。違う角度で写真を撮れればよかったんですが、檻の隙間からなので、どうしてもこうなっちゃうんですよね、すみません。
でも、こんなことまで教えてくれる地球の歩き方って、ロンドンで買うと値段3、4倍なんですが、欠かせない旅のお供です。
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