<7月27日(水)>
ロンドン・オリンピックまで丁度あと一年ということでトラファルガー広場でイベントがあり、テレビで観ました。一生に一度のチャンスだからと張り切って切符をたくさん申し込んだのに1回分しか当たらなくて(当たっただけまだラッキー)、テンション上がりませんけど。
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バレエのことはよくわからないので、観にいっても感想書かないことが多いのですが、今回は色々と思うところがあるので、ちょっと言わせて頂きます。
プログラムも写真もクリックで拡大します。
7月25日にロイヤルオペラハウスで上演されたマリインスキー・バレエ(旧キーロフ)の白鳥の湖でしたが、切符が売り出された時には発表になってなかった出演者も、3週間の公演の大切な初日ということで、狙い通りいきなりエース登板。一番観たかった(他には誰も知らないだけだけど)ウリヤナ・ロパートキナが踊ってくれたので私は満足![]()
ほっそりとしなやか(というより骨が無いんじゃないかと思うくらいくにゃくにゃ)で、どの瞬間も完璧に絵になって優雅そのもの
の彼女は期待通りの素晴らしさでしたから。有名な32回転はスピード落としたようでキレもいまいちでしたが、それは段々エスカレートしてスピードアップしたかもしれない現代のダンサーを基準にするからそう思うのであって、これが古典的な基本かもしれないし、必死で回っているという感じがしなかったのはさすが![]()
王子様はほとんど踊らないので、どうでもいいかな
しかし、ロパートキナ以外は問題ありで、道化師と悪魔の男性ダンサーが上手だった他は魅力的な踊り手がいなくて、これが伝統あるマリインスキーかと大失望![]()
白鳥の娘軍団は多数で迫力あったけど動きが不揃いでグラグラしてたし、重い音を立てて着地するソロイストも結構いたのが舞台横の席の私は気になって・・・。去年のボリショイ・バレエの統一の取れた群舞とはえらい違いだわ。
で、踊りが多少まずくても、オーケストラが良ければ少しは救われるかもしれないけど、そのオケが最悪でさらに足を引っ張ったんですね、これが。
野放図にでかい音で(しかも下手)吹きまくる金管楽器のうるさかったこと。弦もごつごつ荒くて美しくないので甘美なメロディも台無し。
熱意も感じられずも溌剌さもゼロなので横から見てても面白くない老人指揮者、これではチャイコフスキー先生も怒りますよ。音楽監督のゲルギエフ先生、自ら指揮しないのであれば、ちゃんと厳しく指導しないと名門の名折れじゃないですか?
古めかしい舞台セットとダサイ衣装もマイナス点なのは云うに及ばず
映画ブラック・スワンの影響もあり、白鳥の湖は全公演売り切れてて期待も高いだろうに、ひどい批評でがっかりする人が多いだろう、と疑いなく思っていたら、なんと驚いたことに、新聞評は軒並み高得点![]()
え~~っ![]()
ロパートキナ礼賛は当然だけど、一糸乱れずの白鳥の群舞が素晴らしいなどと書いてあってビックリったら![]()
信じられないけど、横から見るとダラダラでも、正面からだとぴしっと揃ってみえるわけ?まあ、今風に感化されない老舗バレエ団らしいオリジナルに忠実な古典的なこだわりということで評価されているのであれば納得できないこともないけど、オーケストラを誉めてる批評家すらいて、それにはどうしても同意できないわ
こちとら何百回もここで色んなオケ聴いてるんだかんね。
感心しなかったのは私だけじゃなくて、たくさん来てた仲間も同じ意見ですからね、一体どうことなんでしょう?
サッカーW杯同様に賄賂か? ロシアからの圧力/脅迫か? それともキーロフ・バレエのロンドン初公演50周年記念のご祝儀? その1961年の海外公演中にかのルドルフ・ヌレイエフが西側に亡命し英国ロイヤル・バレエとよく一緒に踊ってくれた後ろめたさへの償いではなかろうに。
などと文句言いながらも、オペラシーズンが終わってしまってヒマなので、来月あと3回、ドンキホーテ、アンナ・カレーニナ、バヤデーレに行く予定。コール・ド・バレエはしばらくして落ち着いたら改善するかもしれないし、ドンキホーテ以外は又素敵なロパートキナなので、それだけでも十分楽しみ。全プログラムは→こちら 。
但し、毎回舞台が縦半分しか見えない安い席なので、そんな所からではちゃんと観たことにはならないだろう、と責められればその通りなんですが、バレエはオペラよりはビジュアルが大事なのはわかってるけど、オペラより高い切符を買うのはなんだかオペラを裏切ってるようで気が引けてしまい・・・








