<1月19日(火)>

お酒飲んだりレストランでたくさん食べたりするとよ、胆石のせいでみぞおちと背中がい痛ゃあでかんむっ

早くばっさりやって以前のような大食い女に戻してちょ~~おにぎりラーメンカクテルグラス

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オペラ三昧イン・ロンドン

1月12日と14日の2回、バービカンでリヒャルト・シュトラウスのElektraのコンサート形式オペラがあり、私は最初の日だけ行きました。


エレクトラは電気の語源にもなってる古代ミケーネの王女で父親はアガメムノン。悲劇の家族に何が起こるかを簡単に書くと(以前のROH記事→こちら の抜粋ですが)


メモ

下女たち 「エレクトラ姫様の異常さにも困ったものよね。することと言ったら亡き国王の死を悲しんで泣き叫びながら復讐を誓うだけ。私、もうこのお城からおいとまもらいたいわ」

妹のクリソテミス(以下クリ妹。母親と名前が似過ぎ) 「エレクトラ姉ちゃん、私は復讐なんかどうでもいいから、普通に結婚して子供が産みたいじゃんね」

エレクトラ 「たわけたことを申すではない! 殺された父上の仇討ちをしなくてはならぬのじゃ」

クリ母 「最近妙な夢ばっかり見るのよ、私。エレクトラや、お祓いしておくれ」
エレクトラ 「母上、悪夢から解放されるには犠牲が必要でござりまする」

クリ母 「犠牲とな。してそれは?」
エレクトラ 「母上ご自身でござるよ。そしてそれを実行するのは弟のオレステ、という預言じゃ」
クリ母 「ひえ~~っ! え、なにニュースが?オレステが死んだとな。よかった、これでわらわも安泰じゃ、ホホ」

エレクトラ 「無念じゃ。クリ妹、では我ら二人で実行ぞ」
クリ妹 「あたしは嫌だから、トンズラするずら」
旅人 エレクトラ姉ちゃん、俺はオレステ。死んだというのは嘘じゃったけん、待たせて済まなんだな。うん、何をすべきかはわかってる。 オカン、死ね~っ! あ、共犯者エギストも来た。殺っちまえ~!」


オペラ三昧イン・ロンドン
London Symphony Orchestra

Valery Gergiev conductor


Jeanne-Michèle Charbonnet Elektra (Eva Johanssonの代役)
Angela Denoke Chrysothemis
Felicity Palmer Clytemnestra
Matthias Goerne Orestes
Ian Storey Aegisthus
London Symphony Chrous


私の席は前から2列目の真ん中で指揮者のすぐ後ろ。大編成LSOオケの全貌は見えませんが、とにかく凄い迫力で体中にびんびん響く私好みの席です。でも、ゲルギエフ指揮のオケは少し鳴らし過ぎかなと思うところもあり、私はかぶりつきだから歌手は全てよく聞こえて問題なかったですが、歌を少し掻き消したかも。


オペラ三昧イン・ロンドン
Rシュラウスらしく女声が重要なオペラですが、エレクトラ、母、妹の3人とも上出来で文句なし。


エレクトラのシャルボネは初めて聴く人ですが、パーマーとデノケという他二人の有名歌手に比べると声に特に魅力があるわけでなし且つ出だしに声量で少し劣ったものの、真の演技で苦悩の塊りのようなエレクトラを気迫で熱演して立派なパフォーマンスでした。


普通にしてたら美人なのに復讐の鬼と化したもの凄い形相を自分の出番ではない時も始終保って役になりきっているのがかぶりつき席の私はよく見えて、怖いくらい。指揮者を挟んで離れていても、他の人とのやり取りでは火花が散ってました。


休憩なしで2時間、エレクトラが歌う場面は多いので、これを一日置いただけで又やるって大変なことですが、シャルボネはそれも難なくこなしたようで、凄いですクラッカー


尚、この日は凄く素敵とも言えない青緑のドレスでしたが、2日後は黒いドレスに着替えたシャルボネ嬢。2回目にいらしたdognorahさんのブログ(→こちら )でご覧下さい。


妹役のアンゲラ・デノーケ、私は初めてですが、期待通りの美声と声量で聴き惚れました。ほっそりとした美人だし。彼女はこれがロンドン・デビューではないでしょうか。少なくともROHには今までは出てません。でも急にROHの出演が増える予定で、来月のThe Gambler(プロコフィエフ)だけでなく、夏にはサロメもやってくれるのでとても楽しみ。

(追記:デノーケは、私が知らなかっただけで、ロンドンで何度か歌ってくれたそうです。コメントで情報を頂きました)


エレクトラの妹は脇役ですが、一人でオペラを背負う主役サロメでもきっと素晴らしいに違いないし、今日のおしとやかなエレクトラ妹姫から一体どんな魔性のサロメに変身してくれるのでしょうか。



オペラ三昧イン・ロンドン    オペラ三昧イン・ロンドン

母親役のフェリシティ・パーマーは見かけは結構お婆ちゃんですが、声のパワーは凄くて、何度か聴きましたが、いつも強い印象を残します。ROHのエレクトラにも以前同じ役で出てくれましたが、素晴らしかったし、かと思うと連帯の娘でのとぼけた味も捨てがたい人です。彼女は同じ黒でも2回目は違うドレスでした。お洒落なお婆ちゃんなんですね。


オペラ三昧イン・ロンドン
男性群はちょっとしか歌わないのでどうでもいいのですが、


弟オレステ役のマティアス・ゲルネ、私はああいう輪郭のぼやけた声は好きではないし、一度も良いと思ったことはないのですが、今日は一段と冴えませんでした。全然声が出てなくて。まだ若いのにもう終わり? それとも今だけ不調? どうでもいいけど。


バリトンには興味のない私ですが、良いテノールにはすぐ目にハートが浮かぶ私。しかも今日のテノールは長身でハンサムなイアン・ストーリー

彼は実は去年2月にスカラ座で観たトリスタンとイゾルデのトリスタンで(→こちら )、その時は舞台からえらく遠かったので今日は近くで見られる聴けると楽しみにしてました。でも、如何せん、クリ母の恋人エギストなんてほんのちょっとしか歌わない超脇役なので、彼の声も温まらないうちに終わってしまったという感じで、なんだがっかり。いや、こんな役で彼が出てくれただけでも感謝しなくちゃ、でしょうか。

がま口財布とにかく、これだけの一流オケと歌手がまじかに観られて20ポンドちょっとですから、コンサート・オペラってありがたやありがたやキスマーク


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