(イースター4連休もあっという間に終わり。頑張って3月中に行ったコンサートはこれで全てアップしたことになります。
では今からオペラハウスに行ってきます)
3月31日、バービカンのコンサートに行きました。オラトリオLa Resurrezione(英語だとthe Resurrection)はまさにヘンデル・イヤー(死後250百年)とイースターに相応しい演目です。
と言っても、キリスト教には興味のない私の目的はもちろん全く別で、私だけじゃなくて、英国国教徒は宗教心極めて薄くイースターも行事と言えるようなことは何もせず単なる連休として思ってないですから、「イースターだし、キリストの復活に思いを馳せることに致しましょう」、なんて人は稀でしょう(カトリック教徒とかだったらいるかもしれないけど)。
Handel La Resurrezione
Le Concert d'Astrée
Emmanuelle Haïm conductor
Camilla Tilling soprano (Angelo)
Kate Royal soprano (Santa Maria Maddalena)
Sonia Prina mezzo-Soprano (Santa Maria Cleofe)
Toby Spence tenor (San Giovanni Evangelista)
Lorenzo Regazzo bass (Lucifero)
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ヘンデル(1685-1759)はドイツ生まれですが、1712年にロンドンに出稼ぎに来て以来ずっとここにいて、1727年にはイギリス人になり、遺骸はウエストミンスター寺院の有名人埋葬者音楽部門で一番の人気を誇っています。彼が長年住んでいた都心の家は数年前に当時のスタイルに改装されて博物館ヘンデル・ハウスとなり、狭いながらもコンサートなどもやってます。
一番有名なメサイヤを初め多く英語オラトリオがありますが、この「復活」は、イギリスに来る前の1708年にローマで初演された初期の作品なのでイタリア語です。
聴くのは初めてでしたが、辛気臭い宗教曲ではなく、全編まだ20代前半のヘンデルの若々しさとみずみずしさに溢れた明るい作品で、まるでオペラのアリアのハイライトだけを聴いているような華やかさ。コーラスはなくて5人のソロ歌手が交互にたっぷりとテクニックを披露してくれて、まるで歌合戦のようでした。
5人とも上手で足を引っ張る人はいませんでしたが、「あ、次はこの人の番だから嬉しいな」と思った順序で勝ち負けを決めると、トビー、カミラ、ケイト、ソニア、ロレンツォの順かしら。上手下手というよりは高くて軽い声が私の好みというだけのことですが。
はい、もちろんご贔屓トビー君が私のお目当てで、彼が出るからという理由だけで行った私が、この素晴らしいヘンデルに遭遇できたのもトビー君のおかげ。
この黒ベルベットのジャケットを見るのは3回目だし、演目によって違う面を見せてくれるわけではないけれど、今のままのトビー君が好きだから、なるべく地元ロンドンで頑張ってね。どんなつまらなさそうなコンサートでも応援に駆け付けるから。
次は6月3日のバービカン(→詳細はこちら )ですが、例によって切符はどっさり残っているので(きっと本当につまんないのかも)、おヒマだったら行って下さいね。或いは、私がかぶりつき席を2枚持ってるので、一枚買って下さい。
白いドレスのカミラは天使の役で、妖精にように軽やか。
黒いドレスのケイトはマグナラのマリアなので、ダークで重め。ケイトはメゾソプラノだったら、この長身の凛々しい容姿だし、素敵なズボン役ができるのに、残念。
花束を持ってるのが指揮者のハイム女史。チェンバロを弾きながら古楽オケを軽快にリードしてくれました。






