5月15日、Wigmore Hallにのハンガリー生まれで今は英国籍のピアニストのAndras Schiff のリサイタルに行きました。


音楽通の集まるウィグモア・ホールの人気レギュラーで、なかなか切符を買うのが難しいのですが、3、4年ぶりにフレンズに復帰したので、ここで久し振りに彼を聴くことができました。


どこかの元巨匠とちがいレパートリーは広いシフですが、今夜は全てシューベルト



4 Impromptus D. 899 (4つの即興曲)

6 Moments Musicaux D. 780 (楽興の時)
3 Klavierstücke D. 946

    (休憩)
4
Impromptus D. 935 (4つの即興曲)



シフの生演奏は以前何度か聞いた事があり、派手さはないけれど職人的な彼の腕前には感心するばかりだったので、今回も期待は高かったのですが、


結論を先に言うと、


今までで一番出来がよくなかったです。


一度も間違えなかった正確無比さは相変わらずだったし、軽やかで繊細な素晴らしいシューベルトだったのですが、なんか音が重くて、キレが悪かった・・。


名人でも調子悪いときもあるんだ・・・ダウン


とは言っても、充分上手だし、50代半ばのシフ、まだまだ一番始末に終えない「元巨匠グループ」 (ポで始るイタリア人とかブで始るオーストリア人のじいさんたちね)に入るには若いし上手過ぎるので、もうしばらくは名実共に第一線で活躍して頂きたい人です。私は暫くご無沙汰させて頂くかもしれませんが(一度も聴いたことのない若いピアニストに重点を置くつもりなんです)。


さすがだと思ったのは、休憩までほぼ弾きっ放 だったこと。

曲と曲の間に舞台から消えることもなく、ちょっとだけ立ってお辞儀するだけですぐに次に行き、こちらが聴き疲れるくらい延々と続いて、やっと休憩になったのはなんと1時間半後。それで一度も間違えないってすごい集中力だ。



カメラすみません、ろくな写真は撮れませんでした。


ウィグモア・ホールの料金は出演者によってちがうのですが、人気のシフのリサイタルは一番上のランクだし、まあ別にそんな近くで見なくてもいいかと思ってうんと後ろのU列だったので。とは言っても狭いホールなので一番後ろでもピアノを聴くには充分近いですけどね。それに 謙虚なシフはカーテンコールもすごく短かくて、すぐ引っ込んじゃうの。


でも、久し振りに見たシフ、めっきりオツムも薄くなってほとんど白髪だったのはちょっとショックだったわね目

だって彼は私と同い年で、もうすぐ55歳。

・・・・・・うーん、それだったら当たり前か、禿げでも白髪でも。


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