1月9日、ロッシーニのLa Cenerentolaの最終日に行きました。3回目。


筋書きや舞台写真は前の2回の記事 をご覧下さい。


一人だけちがうのは、王子の家庭教師役で、今回はAlex Esposito。歌はまあ上手だけど、小柄で地味なので存在感はなし。


皆さん、精一杯頑張ったけど、ちょっとお疲れ気味だったような。


トビー君は素敵なもちろん王子様だけど、肝心の高音が完璧には出なくて、やはりフロレス王子との差は大きいな、と。


聞かせどころのシンデラレの最後のアリアは、先月太っちょのチェチリア・バルトリ が軽やかにかつ芝居気たっぷりにコロコロとこぶしを回してめっちゃ楽しく何度も歌ってくれたのとつい比べてしまうと、細くて青白いコジェナは青筋立てて必死。技術的にも表現的にも悲壮感漂うシンデレラでした。

バルトリはこの役をまた歌うようだし、どうやっても彼女には敵わないから、悲劇的美貌のコジェナさん、これは即諦めましょう。


偽王子役のStephane Degoutは、去年は具合悪かったようだけど、今日もイマイチ。これで体調万全だとしたら、将来は暗い。競争の激しいバリトン世界で生き残るには、少なくとも路線変更しないとね。ロッシーニは無理。


お義父さんと義姉二人がとてもよかったのが今回の収穫とも言えるのですが、この3人は今日も大袈裟な演技で笑わせてくれました。とくに意地悪姉妹は二人ともすごい美人で歌も上手なので見惚れます。


オケは相変わらずグチャグチャだった・・・ダウン



しょぼん ショック! ガーン

しかし、嗚呼、今年初めてのオペラなのに、日本から帰って三日目の私。

時差ぼけと、帰国翌日からメチャ忙しかった仕事の疲れが一気に出たのか、眠くて眠くて・・・・ぐぅぐぅ


この日はトーチャンとムスメも一緒だったのですが席が離れていたので(私は舞台袖、彼らはupperslips)、起こしてもくれず(彼らも居眠りしてたらしいけど)、折角良い席なのにもったいないことをしたものです。



それに、さすがに続けて3回目だと、新鮮味がなくて感動は薄れるわけで、これからはなるべく、どんなに良くても2回までにしておいた方がいえいかなと思ったりもします。

でも、今月のネトレブコの椿姫と、3月4月の丸ちゃんのカルメン、結局何度行ってしまうのでしょうか?


愛しのトビー君、次のロンドンでのお目見えは6月にENOのCandide(レナード・バーンスタインのミュージカル)かな。


軽そうだけど、楽しみ~ドキドキ


世界を股に駆けて活躍しなくても、ロンドンで小規模でもしょっちゅう出てくれた方が私は嬉しいので、フロレス王子にずっと負けててもいいからね。

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