EMI TOCT-27041 \2400 2011 1970作品 浅川マキの世界1. 夜が明けたら
2. ふしあわせという名の猫
3. 淋しさに名前がない
4. ちっちゃな時から
5. 前科者のクリスマス
6. 赤い橋
7. かもめ
8. 時には母のない子のように
9. 雪が降る
10. 愛さないの 愛せないの
11. 13日の金曜日のブルース
12. 山河ありき
この浅川マキの初めてのアルバムの前にもちょっとふれると。1967年ビクターから初のシングル盤「東京挽歌 / アーメン・ジロー」でデビューしてはいた。が本人の意としたレコードではなかった。1968年東芝に移籍。寺山修司に見いだされる。1969年「夜が明けたら」「かもめ」のカップリングで発売。
東芝音工 エクスプレス ETP-1156 1969
じわじわと人気が出てくる。この頃かなラジオの深夜放送で耳にするようになる。さてこのアルバムは1970年に発売されていたが私が購入したのは1971年頃。大学の赤目先輩に行った時にも聴いている。その後で買ったのか覚えていないが。
「夜が明けたら」はシングル盤テイクと違っている。今はシングル盤は売ってしまって比較が出来ないのが残念。昨年出た2CDのベスト・アルバムにシングル・ヴァージョンが収録されているがまだ未入手。久しぶりに繰り返し聴いている。アルバム全体の印象は寺山修司の匂いが強い。演出されている部分が目立つのだ。悪く言えば浅川マキは寺山修司にとっては素材。曲間の効果音などわざとらしいといえばわざとらしい芝居仕立ての構成。
まあ共同アルバムと思えば問題はない。「夜が明けたら」が終わると汽車の効果音と飛行機?の音と思われるのだが飛行機は歌に結び付かない。「ふしあわせという名の猫」が終わると歩く足音がコツコツ。(「ふしあわせという名の猫」は月のしづくという若い人たちのカバーを聴いたことがある)そしてきしむ音をたてながらドアが開く音。
BSTの「スピニング・ホイール」のイントロを借用した「ちっちゃな時から」もシングル盤あり。鐘の音をはさんでパイプ・オルガンがそして始まる「前科者のクリスマス」小さな女の子と男の子とお芝居。アコギで静かに始まる「赤い橋」北山修の作詩。「時には母のない子のように」は寺山修司作詩のカルメン・マキも歌っているが浅川マキの方は黒人霊歌のほうからだ。もちろん英語で歌っている。バックにかすかにピアノの音が。終わると赤ちゃんの泣き声。アダモの「雪が降る」は彼よりさらにつらく。
続いてインタビュー(若者)&アンサー(マキ)をコラージュ風に挿入してある。
いつか結婚する?わかんない。
人間は好き?
セックスはする?ん。
赤ちゃん好き?ん、こわいけどね
一番好きな死に方は?寝たまま死にたい。
香水つけとく?ん。
女っぽいと思う?思わない。
有名になりたい?昔はね。
銀行貯金してる?ない。ない。
売春婦になりたい?時々思うね。
「愛さないの 愛せないの」のあとオートバイの音。「13日の金曜日のブルース」のあとで歌謡曲などの断片的コラージュ風に挿入。アッと驚く為五楼、奥村チヨ(ライヴ盤からか)で経験、四つのお願い、恋の奴隷、そして一瞬だが「ねむりはいつも」と聴こえた。あれ?聴いたことのある歌詞とメロディだ。そうだ加藤和彦の「不思議な日」だ。しかし声は女性だ。むー。調べたら小野和子がシングル盤を出していた,B 面だけど。1969年に小野和子「みんな愛されるために」「不思議な日」そしてラストの「山河ありき」で幕を閉じる。
バイオを見て気付いた事が浅川マキは1942年生まれでした。私は1952年、ちょうど10年も違っていた。5才くらい上なのかとずっと思いこんでいたが。ら聴き始めた頃は浅川マキはもう30才だったのですね。今回はかんじんの歌についてほとんど触れてこなかったが。どの歌も日の当らない世界の住人が主人公である。孤独な青少年の心のよりどころ?
下記はウィキペデアから参考までに。
収録曲 [編集]
side:A
- 夜が明けたら
- ふしあわせという名の猫
- 淋しさには名前がない
- ちっちゃな時から
- 前科者のクリスマス
- 赤い橋
side:B
- かもめ
- 時には母のない子のように Sometimes I feel a motherless child
- 雪が降る Tombe la neige
- 愛さないの愛せないの
- 十三日の金曜日のブルース
- 山河ありき
演奏者 [編集]
スキャナーで再登場になります。