「ワイルド・ワンズ 夕陽と共に 1967年」



東芝音工 CP-1004 \370 1967/5 ザ・ワイルド・ワンズ 夕陽と共に 可愛い恋人
どうも二作目「小さな倖せ」の印象がない。
「想い出の渚」の次は「夕陽と共に」になってしまってる。
あとで聴いたが曲が弱い。
その理由も判明した。
以下加瀬邦彦の回想です。
2作目は「小さな倖せ」っていうんだけど、あれはイヤだったね。
東芝のディレクターとはすごいケンカをしたんですよ。
実は1作目の時もね、ディレクターは「ユア・ベイビー」の方をA 面にするって言ったんです。
ワイルド・ワンズは知名度が低いんだから。
「ユア・ベイビー」はブルー・ジーンズでやってて知名度があるから、こっちの方が安全パイだ、って言うわけです
よ。
ボクは「ブルー・ジーンズでやってた曲はそのイメージがあるからよくない。絶対「想い出の渚」だ。もしダメなら
俺辞めてもいい」ってケンカしたの。
それで「想い出の渚」をA 面にしたら、ヒットしたでしょ。
そしたら2曲目はオレ(ディクレクター)の言う事を聞けって言われて、続編みたいな「小さな倖せ」を出したんです
けどね、「想い出の渚」の3分の1くらいですよ、余勢で売れただけで。
僕としては3曲目に出した「夕陽と共に」、あれを2枚目に出したかったの。
それはちゃんと計算があって、「想い出の渚」の次はゴロンと変えて植田(芳暁)の歌で出せば、「あ、ワイルド・
ワンズってのはああいうのもやるし、こういうのもやるんだ」っていうことで曲調についても幅を出したかったの
ね。
「夕陽と共に」は「想い出の渚」を抜けないかもしれないけど、ワイルド・ワンズを絶対大きくするという確信が
あったんですね。
なるほど印象が薄いわけだ「小さな倖せ」
ベスト盤にも収録されてはいない気がするけど。
私自身は「想い出の渚」より「夕陽と共に」の方がだんぜん好き。
植田芳暁のあの声がいい。
東芝の間抜けディレクターは今どうしているんでしょうか?