こんにちわ!


まだ始めたばかりのブログとはいえ

悲しいほど読んでくれる人がほとんどいません悲しい



しかし!

1人でも多くのペットオーナーさんに

知ってもらいたい!のでめげずに続けます立ち上がる



今回は、ペットフードに含まれる

芋類、豆類、穀物についてです。

そしてかなり長くなってしまいます💦



まず、犬も猫も肉食です。

犬は猫に比べると雑食に近いですが

それでも、犬の歯は肉を引きちぎって食べるのに

最適な形をしていて、顎の動きも肉食動物の特徴

である、左右にモグモグとする動きは出来ません。



米や芋類に含まれるデンプンなんかを分解する

アミラーゼという酵素もほとんど持っていません。

猫は犬よりさらに持っていないので

消化不良を起こしやすくなります。



一般的なドライフードにはつなぎカサ増し

として、よく芋類や穀物が使われます。


そして、穀物を使わないグレインフリー

ドライフードには穀物の代わりとして

豆類がよく使われます。

豆類は植物性タンパク質としても使われます。



三大栄養素は

タンパク質、脂質、炭水化物ですが

肉食である犬と猫に、炭水化物は必要ありません。

炭水化物はあくまでエネルギーになるだけで

エネルギーは、犬と猫はタンパク質と脂肪から

得ることが出来ます。



では何故、芋類、穀物、豆類を犬と特に猫に

与えるのを避けた方がいいか説明していきますね。




理由1上差し


マイコトキシン、というカビや菌の副産物である

毒物があります。

作物が収穫される前や後にこのマイコトキシンが

作物を汚染する事がよくあります。

マイコトキシンの汚染がよくみられるのが



コーン、大麦、小麦、ピーナッツやコットンシード

甜菜(砂糖大根、ビーツ)


そしてそれより少し低い頻度でみられるのが



米、大豆、ヒエ、モロコシ、ひまわりの種



などです。


マイコトキシンにも種類があるのですが、中でも

1番よく知られるのがアフラトキシン(aflatoxin)

です。

私達ヒトに対しても癌の原因物質として

知られています。



2004年から2013年の間に行われた

世界的な調査では76%以上の穀物のサンプルと

動物向けの餌に使われる材料から

このマイコトキシンの汚染が報告されました。


アフラトキシンは犬の内臓をターゲットに

するんですが、特に1番酷くダメージを受けるのは

毒性や免疫抑制、そして癌の原因に大いに関わる

肝臓です。


アメリカでは、ヒトの食べ物もペットフードも

1kg当たりマイコトキシン汚染は20ugまでが

許容範囲となっています。


しかし穀物は数種類のマイコトキシンに汚染

されている事が多く、それぞれのマイコトキシンが

お互いの毒性を高めます。

しかもこのマイコトキシンに晒された影響が

体内に蓄積されていきます。



2015年に発行された

Animal Feed Science & Technologyで

48種類のコマーシャルドライフードに

5種類のマイコトキシンが含まれているかどうか

という分析結果が出ました。


48種類のドライフードの半分は値段の安いもの、

そして他半分はプレミアムやスーパープレミアム

といわれる高級ドライフードです。



結果として、安いドライフード全てと、

プレミアムドライフードの中の1商品には

少なくとも2種類のマイコトキシンに汚染されて

いました。


3種類のマイコトキシンに汚染されていた

商品が52%あって、その内25%の商品は

4種類のマイコトキシンに汚染されていました。


1つのプレミアムブランドのドライフードには

5種類全てのマイコトキシンに汚染されていました



多くのペットフード会社は原材料に

マイコトキシンの汚染がないかテストはしてます

そして

原材料を販売するサプライヤーにも

マイコトキシン汚染のチェックをしたという

分析結果の証明書を出すよう求めています。


ただ、1種類だけのマイコトキシン汚染が

基準値以下ならまだしも、2種類以上に汚染されて

基準値以下だった場合はその数種類がお互いの

毒性を高め合うので、基準値以下でも安心は

できません。




ということで、かなり内容がマニアックに

なってしまいましたが


1つ目の避けた方がいい理由


マイコトキシン汚染が考えられるから


でした。




他の理由もまだまだ続きます👋🏻