今我々が住んでいるマンションは、大家さんが1階に住んでいる。
その大家さんは・・・ハマコーさん(元衆議院議員の浜田功一氏)に似ている。
こんな怖い顔の人が大家兼管理人なのだから、泥棒なんて近づけまい。
・・・と契約時に思ったものだ。
そして、このハマコーの夫人はなぜか美人なのである。
そりゃお年はそれなりであるが、若いときはさぞかしきれいな女性だったであろう。
今でも十分美人さんである。
さて、かねてより悩みの種であった上階の音。
上階の家族編成は夫婦二人+乳幼児一人の合計三人暮らし。
こんな狭い部屋に三人で住んでいるのもびっくりだが、子ども付きである。
子どもはパワーが有り余っているから、こんな狭いところじゃ騒げなくてかわいそうである。
それはそうなのだが、騒音は別問題。
我が家の隣の住人が度々口論をしているのも、モノを投げているのも、上の騒音が原因に違いない。
だいいち、こっちにも実害大なのである。
いろいろ二人(+お友だち君)と話し合った結果、ひとまず大家さんに言ってみることにした。
早速、主夫殿が「上の足音がうるさい」とハマコーに直訴したところ、ハマコーはすぐに注意してくれたようで、その日から足音は減った。
※ 決してなくなったわけではない。
が。しかし。。。
今度はステレオの音(ヲイ!)
この重低音がしっかりはっきり聞こえるのである。
しかも時は休日の夜。
まったりと二人川の字になってPSPとNintendoDSなぞ興じようとしていたところにステレオの音。
なんだかムカついた。
私はあまり気にならないが、主夫殿はかねてから悩みの種で、お陰さまでノイローゼ気味である。
最近は良くなってきたものの、これじゃ復活しかねない。
本当なら直接上の住人に文句を言いたいところだが、角が立ってもイヤだし。
ハマコーに言ったら改善されたのも事実なので、ここはやはりハマコーのところへゆくことにした。
1階のハマコー宅を訪れると、ハマコーはステテコ姿で現れる。
「今度はステレオの音がうるさいんです」
と主夫殿が苦言を申し立てた。
するとハマコー、表情一つ変えず、すぐさま上の階へ向かう(早すぎ、早すぎ)。
我々はハマコーを追いかけるが、ハマコーは足が速かった・・・
追いかけるのも大変である。
我々の後ろからは、少し間をおいてハマコー夫人がスタスタとやって来た。
ステテコ姿のハマコー、我が家の直上の階の様子を外からうかがっている。
しばらくすると我々のところへ戻ってきた。
「ステレオが鳴ってるんですか?」
「はい、ステレオが大音量で鳴っていると思います」
「わかりました」
こういうとハマコー、早速直上の階の住人を訪問する。
だが、この日は旦那しかいなかったらしい。
ハマコー「奥さんいますか?」
上階の旦那「いえ、出かけてます。今日は友だちが来ているもんで」
ハマコー「騒音について書面でお渡ししたと思いますけど、ちゃんと見てますか?」
上階の旦那「はい、見ました」
ハマコー「じゃあ、ちゃんとしてくれないとダメでしょ。今、ステレオの音がうるさいですよ!」
上階の旦那「は、はい・・・」
ハマコー「いいですか、書面で渡したんですからね。頼みますよ」
この会話から察するに、こういうことであろう。
奥さんと子どもは恐らく奥さんの実家か何かに出かけている。
そこへ旦那は友だち三人を呼ぶ。
そこでステレオをガンガンにかけながら、ポテチぽりぽり食べながら、お酒も少々引っ掛けながら、麻雀を興じる、、、と。
まったく・・・我が家のトランプとは似ているが非なるものである!
ハマコーの注意のお陰か、ステレオの音は小さくなった。
でも切ったわけではないらしい。
う~ん、意地でもステレオ鳴らしたいんだなぁ! それなら防音室でも買えよ!
ハマコーとハマコー夫人が別れ際にこんなことを言った。
「今日のお昼に足音がここまで聞こえたんです。
ああ、この音のことかしらね、って二人で話していたんですよ。
あの時は多分、主夫殿さんたちはお出かけだったと思うんですけど」
むむー、こっちが出かけていることを確認した上で音の原因をさぐったのか。
さすがハマコー夫人。ただ美人というだけではないらしい。。。
自分の部屋に戻ってから主夫殿は、
「うう、オレ、ここから出たくない。
ハマコー、いい管理人だよ・・・(うるうる)」
とおっしゃる。
そうですね、こんなにちゃんとした管理人はそうそういませんよ。
確かに古いマンションだし、地震が来たら倒れそうだけど(←失礼だ)。
目の前は公園だし、春ならベランダで花見も出来る。
狭いけど、管理がしっかりしているから、実は割と気に入っているんだよねぇ。。。
・・・でもいつか「ハマコー」って呼んでしまいそう。
ハマコー夫妻のためにも、我々も音には気をつけようっと。