戦争による世界情勢の変化と割安成長株への投資について | そこねハンターのブログ

戦争による世界情勢の変化と割安成長株への投資について

前回の投稿からイラン情勢の悪化で株式市場を取り巻く環境も全く変わってしまいました。アメリカがイランを攻撃する前と後では世界が全然違うぐらいインパクトがある話なのではないかと思っております。

まず、ホルムズ海峡はリスクが高まり通航が大きく制限されている状態であり、ペルシャ湾にタンカーなどが100隻近く閉じ込められたままになっています。これらは船舶の種類によっては世界の数パーセントなど無視できない量の船のようです。湾岸諸国では原油やLNGの生産が一部止まっている状況も見られ、再開には相当な時間要します。

海上保険の引き受け手がおらず、主要な船社はホルムズ海峡を通るルートの輸送を見合わせています。この状況は仮にアメリカがイランと停戦したとしてもすぐに解消されるわけではなく安全を慎重に確認してから航路を再開することになりますので数カ月はかかるものと考えられます。

ホルムズ海峡が通れないとなると喜望峰や紅海ルートなど別ルートを通ることになりますので航路が増え、船舶がさらに足りなくなります。燃料が値上がりして船代も値上がりし、やがて飼料や食料も値上がりするでしょう。

原油の生産が止まるとナフサも止まります。すると一部の化学品なども原材料が不足して生産調整や減産が始まるかもしれません。そうなると景気に影響を及ぼす可能性があり、モノの値段が上がり、景気は悪化しますのでスタグフレーションのような状態になる懸念があります。

石油関連、船会社の中でもスポット船が多い船社、商社などのトレーディング機会が増える業種、価格転嫁できる業態など一握りの業種以外は厳しいと思い、価格転嫁しにくい業種の株式を相当減らしてこれらの業種に一時的にポートフォリオを寄せました。具体的にはINPEX、共栄タンカー、ドバイ原油ETF、飯野海運、川崎造船などです。

ただ、最悪期は脱したと思うので新しく発売された会社四季報も見る際に上記のような世界情勢を見た視点も加え、影響を受けにくい業種を意識しつつ、成長性と割安感を両方兼ね備えた企業を選別して、本来の割安成長株への投資を再開していきたいと思っています。

現在、8000番ぐらいまで会社四季報を読み進めたところですが、前半の5000まででは以下の銘柄は割安成長ではないかと思われます。

3491 GAテクノロージーズ
不動産テック。第1四半期が赤字で株価は下がっているものの、広告宣伝費によるものであり成長が崩れているわけではない。会社四季報の数値で営業利益23%成長のPER12倍としてPEGレシオは0.5倍程度。都心部のマンションの価格はどんどん上がっている。いつまでも上がり続けるとは限らないが、都心の一等地には限りがあり先々も強含みではないかと予想。

3350 メタプラネット
ワラント発行による増資を嫌気して足元株価は下落している。ヘッジファンドに割り当てられた権利行使価格は380円、410円でありmNAV倍率1.01(297円位?)以下では行使されない。380円と410円が心理的な節目になって株価がどんどん上がっていくとも考えづらいが、現状の株価350円程度であればヘッジファンドよりも価格面では有利に見え、純資産に対して割高でもない。結局はビットコイン価格次第ではあるものの、金は既に上がりすぎており戦争が起きても有事の金で金価格が上がる現象は今のところ見られない。ビットコインはデジタルゴールドの側面があり代わりに買われてもおかしくはないのと、足元のビットコイン価格が強い。いやでもやっぱりワラントで上値重いから普通にビットコイン現物を持った方がいいのか。

3673 ブロードリーフ
会社四季報によると営業利益は2512期が2000百万、2612期が4800百万、2712期が8000百万となっており利益成長率は100%、PER20倍としてもPEGレシオは0.2である。その理由はクラウドへの移行が順調でほぼ完了していることや客単価増などだそうです。その変化から推察するに利益構造のストック性が上がっており、事業計画ではフィジカルAI需要を取り込んでいく計画のようでテーマ性もありマルチプルの拡大を期待します。

247A Aiロボティクス
社名はAI関連を連想しますが、化粧品などのマーケティングにAIを活用していく会社ということで、ヒット商品を生み出していけば大化けもあるのかもしれません。営業利益成長率100%、PER20倍でPEGレシオ0.2。本当に事業計画や会社四季報通りに行くかは進捗を見ていく必要はあり、四半期決算の進捗を見るのは重要と考える。

5000番台以降については、読み終えて銘柄を買い終えたころにまた機会を見て投稿したいと思います。