あの永久機関の噂は何だったのか | そこねハンターのブログ

あの永久機関の噂は何だったのか

2019年なので今から6年前の話の古い話だが、株式投資のオフ会で株仲間の一人が、ある会社から画期的な永久機関のようなアシスト自転車が発売されたので株価が爆騰するかもしれないという風説を教えてくれて以下のニュースリリースを見せてくれた。

2018年のニュースリリース
フリーパワーショップオープン


私は大学のころに物理を専攻していたので、『永久機関』と言われると100%怪しい話にしか聞こえないわけだが、ニュースリリースを見ると確かに『電池のいらないアシストギア』と書かれており、いったいどんな原理なのかすごく気になるし、オリンピックなら近所にあるし、画期的な商品なのかもしれないので1回乗ってみたいし、爆売れするかもしれない。

何より、情報は上記のニュースリリースしかないから、情報が圧倒的に不足していて、真実の妥当性を評価できない。

誰も気づいていない超大型材料の可能性も完全には否定できず、せっかく教えてもらったし株価を見たら割安で下値不安は少ないと思って、少しその話に乗っかって防忘的に株を少し買うことにした。結果として株価は全然上にも動かなかったし、下にも動かず何事もなく横ばいで、半年ぐらいしたらその話を忘れて同値撤退で売却することになって、しばらくそんな話があったことを忘れていたが、6年経って最近ふと思い出してあの時の永久機関の噂は一体どうなっているのか検証してみた。

今のホームページ
FREE POWER(フリーパワー)|自転車

ホームページを見て分かったのはFreePowerはオリンピックの一押し事業になって立派なホームページができており、買う人が多いかもしれない。商品説明にはギアにシリコンが入っており、シリコンの反発力を使用して足に負担をかけずに楽にこげる自転車と書かれている。

なるほど、そういうことだったのねという感じでやはり永久機関ではないが、いい商品だと思う。株式投資という観点では、そういう事実を皆が知るときには、もうすでに相場は終わっている。本当に値上がりする株というのは何か材料やカタリストがあって、「ひょっとしたら凄いことになるかもしれない」という話が合って、その情報を他の人より早く自分がキャッチして、後からみんなが信じてついてきて株価に期待が過剰に乗る時が上がりやすい。

「期待で買って事実で売る」とよく言われることだが、より取り組みやすいのは、新薬のパイプラインの期日とか、次の四半期決算とか、何かの新商品の発売日が控えているとかそんな期日が決まったイベントがある場合は売買のタイミングがよりはかりやすい。時価総額が小さい企業の場合は何人かの投資家が本気で買ったら普通に10%ぐらいは株価が動く。

 

経験則では過剰に銘柄に入れ込みすぎて、イベントの期日をまたぐよりも期日の前でいったん利確する方が勝ちやすい。結局大事なのは、その材料が事実で現実として凄いことになるかどうかではなく、みんながその材料を信じて期待が株価に乗るかどうか、流動性に対してその期待で買われる量があり株価が大きく動くかどうか、という事の評価なのだと思う。


あとは教えてくれた人にはどんな場合も常に感謝しかせず、検証してあとから嘘だったとか恨んだりすることは絶対しない。その情報を共有してくれたことに感謝して、投資の結果は自己責任で受け入れるというのが大事です。

私にとっては株式投資というのは、時々怪しい話も含めて良い未来の可能性の話であふれている楽しい世界です。ですが最近は小型株より日経平均がとか半導体がとか、少し大雑把な感じでトランプ政権がとか高市政権がとか外国人が買いそうな銘柄を探す感じになってきてしまっていて、ワクワク感がある銘柄には出会っていないかもしれないなあ。