IPOセカンダリを底値で買う方法
たまにはIPOセカンダリを底値で買う方法について書いてみたいと思います。
IPOセカンダリを底値で買うためには、以下のような上場後のJ型株価チャートをイメージしながら、今⑤のあたりで株価が底入れしただろうと予想し、買うことになります。底かどうかなどというのは誰にも分からないので、結局は適当に買うんですが、適当に買うにしても私なりに何となくだいたいこんな感じだろうという理論があります。

①初値の評価について
初値を決めるにあたり、主幹事会社とかが公募価格を決めて抽選で投資家に株を割り当てるわけですが、実際の初値は市場で売買する人が決めますので需給により公募価格よりも上下します。この初値を予想するサイトで96ut.comというサイトがありますが、S・A・B・C・D等の前評価と皆さんの予想初値は大体当たります。S評価というのは公募価格より初値がめちゃくちゃ高くなるだろうという銘柄になり、人気あるからSなわけでなかなか当選しませんが、そういう銘柄の抽選に応募して、もし当選して初値で売れば大体儲かります。吸収金額と時価総額の割合で市場に出回る株式の割合が低く、事業内容に成長性などがあれば需給により初値は高くなる可能性が高いです。
②株主構成について
私は経営者が筆頭株主であることを重視しています。というのは筆頭株主である経営者は株主でもありますので企業価値を高めまだ株価を上げたいと思っているので投資家と利害が一致しています。ベンチャーキャピタル(VC)はどうでしょうか。VCは未上場の株式に投資して上場したら売って利益を得ることを生業としていることがあるかもしれないので社長よりも早く売却する可能性があります。どれぐらい短期で売ってきそうな株主がいるかというのを確認して、VCに代表されるような売りたそうな株主が多い場合は上場後、当面株価は下がるかもしれないという可能性を考慮します。ほとんど社長が株を持っていて市場に株が出回らない株はJ型ではなく右肩上がりに上昇していく可能性を考慮します。今回のようにJ型に株価が上昇する可能性があるので底値で買おうというのは、社長がそこそこ筆頭株主でVCがまあまあ入っているような会社のような気がします。
③事業内容と成長性
当然ですが、事業内容や成長性は評価します。JPXの上場時の有価証券報告書のⅠの部は読み込み、事業内容やリスクや競合などの分析は読み込みます。また証券取引所などの上場時の社長説明動画は見て、社長の人柄や年齢、やる気の度合いなどは雰囲気で評価します。IRに疑問を投げてみて反応を見てちょっと対話してみるというのも有効かと思います。
④ロックアップ期間
主要株主にはロックアップ期間が設定されていることがあり、上場後、ロックアップ期間が経過するまでは売ることができません。VCなどの売りたそうな大株主に90日、120日、180日などのロックアップ期間が設定されている場合はその日数が経過するまでは売れないので、ロックアップ期間が経過したのちに売りが出て株価が下がり底入れする可能性を考慮します。大体、上場日から半年~2年を経て底値を付けるということが何となく多いような気がします。ですから買う会社を探すときは私の場合は過去2~3年のIPOした銘柄が調査対象になります。
⑤大量保有報告書などでのVC売り出尽くし確認
大量保有報告書などでVCの売り出尽くしを確認できるケースがあります。上場して半年から2年ぐらい経過し、しばらく株価が右肩下がり、でも事業内容は悪くなく、成長性もあり、社長も立派そうな方、株価は割安で何となくそこが底っぽい。最後は勘で半信半疑ですが打診買いを入れます。大崩れしないために、営業利益の成長率と割安感でバランスを評価します。営業利益の成長率が年率20%の銘柄でPERが20倍と10倍の銘柄が2つあれば後者のようなPEGレシオが低い銘柄の方が大崩れしにくいと思います。
⑥新高値(好決算、需給好転)
そこが底っぽいと思って買うのですが、そこが底ではなかったということがよくあり、株価がダダ下がりし続けることがあります。そんな時は迷わず損切りします。時々底をぴたりと言い当て、買った直後に株価がめりめり上昇し続けていく事があります。初値を奪還して新高値を取りに行く頃には、大体好決算などで上場した時よりずっと立派な会社になっていることが多いような気がします。そんな時は上場時の社長の説明が本当に現実化した有言実行の素晴らしい会社ということなので、買い増しちゃうことを考慮します。勝率は20%で損切りすることが80%で、2勝8敗でも2回の価値幅が大きくて利益が出てればいいんです。むしろ趣味損切り。
⑦躍進(成長の実現)
ずっと株価が上がっていくような銘柄なのかどうかは結局のところは上記③の事業内容や成長性、市場性の評価にかかっています。
だいたいこんな感じの理屈でIPOセカンダリを底値で買って利益を得ることができると思います!!!!