100円なのに1000円
昭和40年頃の100円玉にはオリンピックと鳳凰と稲の3種類がありますがいずれも廃止されておらず、銀行に10枚持ち込むと紙の1000円札と交換してくれると思います。実は昭和の当時の100円玉は4.8gで60%が銀でできている銀貨です。銀価格は1g約180円とすると518円の価値があります。日本貨幣協会のカタログによると100円銀貨の収集価値は並品が250円、美品が400円、未使用で1000円、完全未使用で1000円等となっています。
仮に50枚の銀行ロールに入った100円銀貨があった場合、その価値はいくらなのだろうか。100円銀貨の銀行ロール(50枚)の価値は以下の3つの視点で考えられます。
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額面価値
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銀行に持ち込めば 5000円 になります。
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銀の地金価値(銀1g=180円と仮定)
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100円銀貨1枚の銀含有量は 2.88g(4.8g × 60%)
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1枚あたりの銀価値 = 2.88g × 180円 = 518円
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50枚の合計 = 518円 × 50枚 = 25,900円(約 26,000円)
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収集価値(状態による)
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並品(250円) → 12,500円
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美品(400円) → 20,000円
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未使用(1000円) → 50,000円
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完全未使用(1000円) → 50,000円
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少し前に15000円ぐらいで何本かロールを購入したが、銀価格が少し値上がりしていて利益が出そうな感じがある。25000円を下値に何年かに1本づつ少しづつ売りに出して価格推移を見てみるという感じで売却に取り組んでみたい。