金銀の購入 | IPOセカンダリJ型株に関する考察

金銀の購入

リバランスの一環でここ2カ月ほど金貨、銀貨を買い進めてまいりました。その間に金は13500円/g、銀は180円/gに値上りしてきました。31.1gの1オンスの金貨が約40万円、銀貨の地金が約5500円です。ほとんど地金のような価格で買ったコインもありますし、銀貨の方は地金価値とは異なる価格の値付けのコインも買いました。

 

資産防衛という観点ではアメリカの1900年前後の20ドルリバティヘッドや10ドルインディアンヘッドの状態が良い物を選んで購入するというのは良さそうに思えます。1904年のリバティヘッドでMS64位のまずまずの状態の金貨が44万円程度で入手しましたが、地金の価格に少々のプレミアムが乗った状態で100年前の状態が良い金貨が手に入った事になります。このほか、日本の記念硬貨の金貨も数枚購入しています。

 

グロース的な位置づけで将来の値上がりを期待したものとしては17世紀のインド、ムガール帝国の金貨を購入しています。インドは経済成長が著しく、富裕層が増えるとコインが買い戻されるのではないかという話があるのと、近年国内から金の持ち出しが禁止になっており供給が増えづらいというのがあります。

 

銀の方は取り組み方が良く分からないのですが、近代古銭の地金価格を割れている100円、旭日・小型50銭等の銀貨を多数、あとは造幣局の七宝章牌という発行枚数が少ない大型のメダルを何枚か揃えました。このほかに地方自治体60周年などの国内の都道府県の銀貨や、海外では多少プレミアムが乗っているアメリカのシルバーイーグル、インドの1840年のヤングビクトリア/W.W.がデザインしたルピー銀貨などを購入していきました。

 

古いものも金では15世紀のベネチアのダカット金貨、8世紀のタバリスタンのドラクマ銀貨等を購入しており、紀元前の物なども1枚、何か安価でデザインが良い物を探しているところです。これらは購入してからどうするのかという戦略はあまりないまま買い進めてしまいましたが委託販売、オークション、買取という出口があるようです。

 

結局のところ、資産防衛効果が高い半地金型のアンティークコインの金貨やプルーフ銀貨は相続して継承、それ以外のプレミアム的な価値が分かりにくいものは二束三文で買取とならないように長期保有した後に数年かけて売っていくというのが現実的な方法で老後の趣味を兼ねた仕事の一つとなりそうです。

 

状態が良く地金とプレミアムの価値のバランスが良い近代の半地金型の金貨というのが資産保全の観点では一番安全そうだという事が結論になりつつありアメリカとインドの金貨を深堀する作戦かな。