特定投資家移行手続きの話
投資家には特別な資格や要件、明確な定義はありません。金額の大小も関係ないため、少額でも投資をしていれば立派な投資家です。ですが、金融商品取引法で定義されている投資家には「一般投資家」と区別された、いわばプロとして「適格機関投資家」、「特定投資家」があります。
ここで特定投資家については2022年7月から基準が緩和され「FP2級や証券アナリストなどの資格+純資産1億円以上」などの新基準が追加されプロ成りできる個人投資家層が拡大しました。私もこれら複数の新基準で特定投資家の基準を満たしているため、いくつかの金融機関へ申し出て特定投資家へ移行しました。
特定投資家になると、調べた範囲では新たに以下の2つの商品に新たにアクセスできるようになりそうです。
①TokyoProMarketに上場する株式
→東証プライム、スタンダード、グロースなどの一般投資家向け市場とは異なるプロ向けの市場。TokyoProMarketへの上場に際しては東証が指定するJ-Adviserの調査・確認を受けることになっている以外に東証など取引所の上場審査はなく申請から10日程度で上場に至るらしい。
⓶特定投資家向け銘柄制度(J-Ships)の対象銘柄
→未上場株や新株予約権付社債等いろいろ。株主コミュニティのようなものに招待されて情報開示を受け、投資判断をするようなサービスやあまり公開されていない情報など。
実際、登録が終わってから、色々なお話を頂けるようにはなりました。中身を検証して1件か2件、投資案件の実行まで進め、何かプロ投資家として活動している実績を作っていきたいと思っております。