2112塩水港精糖 | IPOセカンダリJ型株に関する考察

2112塩水港精糖

個別銘柄で最近、増配・上方修正・長期優待新設を発表した塩水港精糖を取り上げてみたいと思います。2010年以降の①売上、②経常、③当期純利益、④総資産、⑤純資産の5項目を有価証券報告書から拾ってきて株価チャートを右に乗せました。

 

 

1月末の上方修正で売上310億、経常20億、当期純利益14億の水準は2010年以降で最高値です。純資産は右肩上がりで2010年の3倍水準まで順調に積みあがってきました。直近では原材料の粗糖価格が下がって製品は値上げしているようなので利益率が改善しているように見えます。株価は直近、ストップ高で上がったとはいえ、まだ出遅れていると思います。長らく株価が低迷してきましたのでやれやれ売りの方が多く需給は重いかもですが、値上げや採算向上は持続性がある内容なので少なくとも2014年頃の高値を抜いてくるのではと思います。ところで、塩水港精糖だけでなく製糖業界が全て値上げにより直近は好調な業績になっているような気がします。