強欲インフレ
最近、欧州などで企業が利益を追求するあまりに物価が上がっているという。
企業の強欲ぶりは欧州だけではなく、国内の不動産業にも当てはまる。私は大家業も少しやっていて思うに、最近空室になった不動産のリフォーム価格が強欲的な兆しが見受けられた。
5社に見積を依頼したが、強欲的な見積を出してくる会社が1社、普通の見積が1社、高くなりますよと脅して、通らなそうだと見たら、見積提出に時間がかかりますと言って見積を出さない会社が2社、安い会社が1社という具合である。
適正価格で施工するためにはたくさんの企業へ打診しないと買えない。これが今後は更に10社、20社と対話しないと適正価格で買えなくなってくるものと思われる。
ここ数年、都内の不動産価格も上がっているが、維持費も上がってきており、今のところマンションの管理費や修繕積立金は今のところ上がっておらず、今後も急に上げにくいが、恐らく大家相手の修繕というのは価格を上げやすいから、どんどん上がっていくのだろう。
大家としてこの流れに対抗するためには、
① たくさんの会社から相見積もりを取って意見をたくさん聞くこと
② 適正価格で見積が取得できるまでに時間がかかるからDIYでどんどん進めること
③ 管理会社や元請けの中抜きをして職人を直接雇ったり自主管理にする事
という事である。