ドル高は終わったか
アメリカでは急激な利上げで金融機関にストレスがかかり、利上げが終わった可能性もあり今後のドル高の理由がなくなってきた。米ドル建て資産の積立は当面行わず、しばらくは円建てで運用しながらドル売りを行いたい。日本株の小型株を購入しながらFXでヘッジのドル売りを行うという運用になりそう。
最近思うのだが、年齢を重ねるごとに純資産が積みあがってきて、流動性が低い不動産、年金、ヘッジファンド、オフショア、生命保険等、退職金積立等が6割~7割ある。不動産は見合いの負債も抱えており借金の返済も行っている。残りの3割~4割の流動性が高い資産を株式7割、債券3割程度での運用に回している。債券はほとんどが外債だが今年は歴史的には結構なドル高水準だと思うがドル建ての債券(30年債等の長期債)の割合を増やした。
これは少しタイミングを早まったかと思うところがある。インフレ懸念は依然として強く、シリコンバレーの銀行やクレディスイスなどの銀行の信用問題があってもまだ利上げしたし、この先は利上げをするという事がなくなるかもしれないが余程何かないと利下げという状況でもなさそうに見えるので、為替が円高になる可能性は結構あると思うが金利がゼロ近辺に戻るような状況にはならないと思うのでもう少しタイミングをうかがっても良かったかもしれない。
一度買ってしまった債券は長期運用なので円高になったとかそういう理由で売るという事にはならない。ヘッジが必要だがレバレッジをかけてドルを売る必要がある。株が好きなのだが株式に回している資産は全体で2割もない。全体で2割の組入割合の株に労力をかけて株が2倍に値上がりしたとしても資産全体は20%しか増えない。ここでもレバレッジが必要だが為替のヘッジに資金を取られると株に回すお金が減る。
本来、レバレッジは不動産でかけるものだと思うのだが、私の場合不動産にはレバレッジがかかっていない。レバレッジは住宅ローンはあり投資用ローンも少々あるが、不動産価格の半分に満たず、レバレッジは130%程度ではないかと思う。このレバレッジを150-180%位に上げると恐らくだいぶん楽になってカツカツの現状が改善されるのではないか。
あとは姿勢が中途半端で株でいくなら株でやる、不動産でやるなら不動産でやる、為替のトレードをするならそうするなどもう少し絞った方がいい。そうしないと資金が分散してしまいいまひとつ資金効率もパフォーマンスも悪い。