2050年を睨んだ長期投資の読み筋 | そこねハンターのブログ

2050年を睨んだ長期投資の読み筋

2050年には人口が100億人に増える。私は72歳になっていてまだ生きているだろう。マネーの価値は下がり、今よりも多くの人で限られた食料・エネルギー・資源等を奪い合う世の中になるだろう。経済活動のブームは2014年~2030年頃までで、段々会社は利益の再配分機構となり社会性が重視されるのではないだろうか。

なので、長期の読み筋として食料・エネルギー・資源と言ったコモディティへの投資は有力だと思っているのだが、食料については産業革命以降、技術革新により生産性が飛躍的に向上しており今も向上し続けている。原油等は一時期は枯渇と言われたがシェールオイルにより年々埋蔵量が増えている。こういった事も踏まえて豊かな72歳になる為に、長期的に2050年を睨んだ投資の読み筋として資源への投資を考えてみた。

考えた結果、当たり前の話なのだが、需要と供給、現有埋蔵量と埋蔵量ベース、再利用可否、実需の用途、技術革新による埋蔵量増大の可能性等が大事であると言う結論に至った。

①金
金は信頼できる実物資産であり、今現在70億人の世界の人口が2050年頃には100億人に増えるから、より多くの人が奪い合う事になり、一般の人には手が届かないほど値上りしているであろう。米国の金融引締によりドルの価値が上がり金価格が下がっているが、異次元金融緩和を行っている日本円に対しては強い資産であると考えられ、資産保全の為の投資対象となりうる。

②プラチナ
金より長期上昇トレンドが崩れておらず、工業用などで実需もあるプラチナはもっと投資対象となりうるのではないか。金は総量155000トンに対して年間2500トン算出され、埋蔵量は76000トンだが採掘不可な場所も多い。これに対しプラチナは総量5100トンで年間供給量は200トン、埋蔵量は16000トンで南ア・ロシア・カナダにある。

③レアメタル系
ニッケル(Ni)マンガン(Mn)リチウム(Li)インジウム(In)ガリウム(Ga)銅(Cu)鉛(Pb)亜鉛(Zn)金(Au)銀(Ag)スズ(Sn)などは足りなくなる。金は長い歴史があり既にかなり掘り出されているのでこれから掘り出すのは厳しいが、プラチナはまだ採掘できそうであり、株を買うのか良いのか実物を買うのが良いのかは埋蔵量と総量、歴史を参考にしたい。金プラチナ以外はなかなか実物投資は難しく株式銘柄を物色する事になる。



④銀細工
この前、銀座の金工芸品が並んでいるお店を見学したが、高くて手が出せない。しかし銀なら買えるのでアクセサリーはなるべくシルバーアクセサリーを購入していく。全身ブランド品で着飾るより全身シルバーアクセサリーを身にまとった方が投資家としては成功するだろう。スプーン・フォーク・ナイフやお皿・コップ等も順次銀にして行くという方法はある。

⑤原油
原油はシェール革命によって埋蔵量が年々増えているが、既存の産油国がその開発を遅らせようと販売価格を下げて対抗している為に値下がりしている状態である。これに着目し既存の産油国でも採掘コスト割れになるほど値下がりするような事があれば仕込み、リバウンドを狙うと言う戦略。

⑥ロシア株
原油価格の下落により相当ルーブル安が進んできた。ロシアは国土も広く、原油以外にも豊富な資源があるため、原油以外の金属資源や地下資源の株等は投資対象となりうるのではないだろうか。

⑦保存食
10年とか20年食べられる保存食というのは価値がある可能性があるような気がする。こうなってくるとベタな発想だとワイン等になるが、それ以外にも梅酒とか、今仕込み、20年後に売ると言う作戦が成り立ちそうな分野があるのではないか。

⑧中国レアメタル株
中国のレアメタル系銘柄に狙いを定めて長期保有すると言う戦略もあるが結構リスクが高そうでもあり、買うタイミングは見計らわなければならないし、まずどんな銘柄があるか勉強する必要ある。