スパイスのないカレー
『仕事の成果は必ず数字に落とす。』
僕は社会人になって当初は
ずっとこのような訓練を受けてきた。
最近、僕は営業ではなくなって、
数字から開放されたわけで、
それは基本的には喜ばしい話である。
しかし、いざ数字から開放されてみると、
妙なことに達成すべき数字目標がない生活に対して
僕はスパイスの効いていないカレーのような
物足りなさを感じた。
やがて仕事の代わりに、
何でもいいから数字をと思って、
自身の資産やという数値に目標を設定して、
特にお金の管理に関しては以前より厳しく行うようになった。
数値目標を設定し、
何をするか考えて、
実際の行動にうつし、
最終的には目標を達成する。
そして更に上の数値目標を設定する。
この永遠に続く螺旋(らせん)階段を
登っていく事によってレベルが上がり、
ドラクエ風に言うならば最終的には
イオナズンのような究極魔法も
使える何者かに成長するものと昔は思っていた。
そんな昔の僕はそうとう頭がいかれていたと思う。
最近は人生を数値化など、できないと言う事を
悟ったので、数字はそれ以上の大した
意味はもたないと思っている。
特にお金の数字は記号以外の何者でもない。
しかし、お金に限って言うと大切なモノには違いないし、
人生に少しの刺激を 与えるスパイス程度の存在では
あると思うのでないよりはあったほうがよい。