2006年の経済の行方
勝手に来年の経済の行方を占います。
内容は適当です。
◎あとツーアウトですよ♪
米国国債利回りの推移を見てみます。
緑線が10年債、赤が2年債だそうです。
ほとんど利回りは変わりません。
10年債を買って長期投資している人が
かわいそうです。
最近、アメリカが利上げを繰り返してきたと言うのは
短期金利の話です。
2年債の利回りが10年債の利回りを超えて
上昇していくことは普通ありません。
ですから今後は長期金利が上がらなければ、
これ以上、米国の利上げが行われるということは
ありません。
しかし、米国も双子の赤字と申しまして、
貿易赤字と財政赤字を抱えている国なのです。
この赤字を補うために国債が発行されるわけですが、
長期金利が上がると国債の利息が増えて、
財政赤字がさらに増してしまいます。
ですからあまり長期金利を上げるわけにはいかんのです。
こう考えるとこれまで続いてきた米金利の上昇は
野球に喩えると9回裏1アウトぐらいまで来ています。
あとツーアウトでゲームセットなのです。
◎15年ぶりの政策転換
日本の金利はというと現在は10年債でも1.5%前後、
2年定期預金なんかだと0近辺で推移しています。
実は、日本の金利と言うのは平成2年に7.9%
という高金利をつけて以来、15年間も下がtりつづけて、
ゼロ付近で停滞したままなのです。
日本こそ財政赤字が深刻な国ですから、
金利を上がると困るわけで政界はけん制していますが、
少なくともこれ以上下がりようはありません。
政治家たちがけん制してしばらく引っ張ったところで、
どうせ来年はどこかのタイミングで量的緩和が解除されて
金利上昇元年になるのです。
来年は、少し金利が上がって相変わらず低い金利が
しばらく続くという感じでしょうか。
そういうわけで日米の金利差はそろそろ縮小して、
来年は円高になるのではなかろうか。
◎外貨から株式・不動産へ
日本経済を人体にたとえると、
現在は金融機関という心臓にお金という血液が、
はちきれんばかりに溜まっていいる状態という感じだと
思います。
この血液が心臓から日本国という体の隅々に行きわたる
ことにより、景気が回復していくのだと思います。
この景気循環の流れで日本経済は、しばらくは堅調なのかなと
思います。日本株のPERが今後、どんどん高く
なっていくとは思えませんが、企業業績が堅調に伸びて、
まだ株価は上がるのではなかろうか。
また、外貨や株式で受け入れられないマネーは、
不動産などに流入することになるのでしょう。
地価もボチボチ上がっていくのではないでしょうか。
とりあえず、私自身の見解としてはこんな理由で、
外貨以外の株価や不動産に対しては
なんとなく、割と強気な見通しを持っています。
来年も投資したもの勝ちという年になるのでは
ないでしょうか。
