2006年の経済の行方 | そこねハンターのブログ

2006年の経済の行方

勝手に来年の経済の行方を占います。

内容は適当です。



あとツーアウトですよ♪


米国国債利回りの推移を見てみます。

緑線が10年債、が2年債だそうです。


ほとんど利回りは変わりません。

10年債を買って長期投資している人が

かわいそうです。

最近、アメリカが利上げを繰り返してきたと言うのは

短期金利の話です。



2年債の利回りが10年債の利回りを超えて

上昇していくことは普通ありません。

ですから今後は長期金利が上がらなければ、

これ以上、米国の利上げが行われるということは

ありません。


しかし、米国も双子の赤字と申しまして、

貿易赤字と財政赤字を抱えている国なのです。


この赤字を補うために国債が発行されるわけですが、

長期金利が上がると国債の利息が増えて、

財政赤字がさらに増してしまいます。

ですからあまり長期金利を上げるわけにはいかんのです。


こう考えるとこれまで続いてきた米金利の上昇は

野球に喩えると9回裏1アウトぐらいまで来ています。

あとツーアウトでゲームセットなのです。



15年ぶりの政策転換


日本の金利はというと現在は10年債でも1.5%前後、

2年定期預金なんかだと0近辺で推移しています。

実は、日本の金利と言うのは平成2年に7.9%

という高金利をつけて以来、15年間も下がtりつづけて、

ゼロ付近で停滞したままなのです。


日本こそ財政赤字が深刻な国ですから、

金利を上がると困るわけで政界はけん制していますが、

少なくともこれ以上下がりようはありません。

政治家たちがけん制してしばらく引っ張ったところで、

どうせ来年はどこかのタイミングで量的緩和が解除されて

金利上昇元年になるのです。


来年は、少し金利が上がって相変わらず低い金利が

しばらく続くという感じでしょうか。

そういうわけで日米の金利差はそろそろ縮小して、

来年は円高になるのではなかろうか。



外貨から株式・不動産へ


日本経済を人体にたとえると、

現在は金融機関という心臓にお金という血液が、

はちきれんばかりに溜まっていいる状態という感じだと

思います。


この血液が心臓から日本国という体の隅々に行きわたる

ことにより、景気が回復していくのだと思います。

この景気循環の流れで日本経済は、しばらくは堅調なのかなと

思います。日本株のPERが今後、どんどん高く

なっていくとは思えませんが、企業業績が堅調に伸びて、

まだ株価は上がるのではなかろうか。


また、外貨や株式で受け入れられないマネーは、

不動産などに流入することになるのでしょう。

地価もボチボチ上がっていくのではないでしょうか。


とりあえず、私自身の見解としてはこんな理由で、

外貨以外の株価や不動産に対しては

なんとなく、割と強気な見通しを持っています。

来年も投資したもの勝ちという年になるのでは

ないでしょうか。