かったるい年金問題
◎現状の社会保障制度が抱える問題
現在の年金制度を始めとする社会保障制度の多くは、
人口が増えつづける事を前提に作られています。
若い世代が高齢者に年金を支払うという
世代間の所得移転の仕組みになっているのです。
しかし、少子化に加えて高齢化社会の進行もあり、
1998年には5人に1人が高齢者でしたが、
2050年には3人に1人が高齢者になります。
経済成長の鈍化に加えて、高齢化、少子化社会の進行は
保険料負担の増大と年金額の減少を意味します。
◎気が進まないが。。。
私は27歳です。年金を受け取るのは40年後の話ですが、
上記のとおりで、我々の世代の多くはまともに年金が
もらえないだろう事を理解しています。
年金や社会保障はどうしようもなく使えないモノ、
というのが私の考えで、これは大体正しいという認識です。
そして、年金や社会保障について真剣に学ぼうなどと、
これまで考えたこともありませんでした。
しかし、FPの試験範囲という事で、
この分野についても一応、勉強しなければいけません。
まあ、この国で生きていく以上、やはり何も知らずに
ずっと過ごしていくのは損する可能性が大きいです。
一応知っておくに越したことはないのです。
◎プランといわれても。。。
資産設計という意味では、現状の社会保障の仕組み、
期待できる年金額がわからないとプランも立てられないのです。
今後数十年の間に制度は大きく変わるでしょうから、
現状の制度は学ぶことにあまり意味を感じませんが、
一応以下のような流れで今後数回にわたって、
わが国の年金、社会保障についてまとめていこうと思います。
Agenda
①現状の年金、社会保障制度について
②どうすれば、きちんと年金を受け取れるのか
③ぶっちゃけて、年金をいくら貰えそうなのか
④これから、どう行動すれば一番得なのか