靖国神社参拝
週末に靖国神社を参拝してきました。
別の用事で九段下へ行ったので、
何となーく靖国神社へ立ち寄ったのです。
私は当初、靖国はタダの神社だと思っていましたが、
どうやら思い違いをしていたということがわかりました。
靖国には学校の歴史で教わった戦争とは違う戦争観があり、
なんと言うか歴史や教育について考えさせられました。
靖国神社の思想や考え方は今時ありえないと思えるような、
とんでもない時代錯誤な考えかたが多くあり、
国際社会の中では公には存在してはならない、
歪んだ歴史観や戦争感が多くあるように思えます。
博物館には欧米やアジアの国々からの外国人観光客が
多かったですが、あんな歴史観を英訳して
外人に見せるのは恥ずかしい行為だと思いました。
あれは、とても国際社会の中で通用して、外国人に
受け入れられる思想だとは思えません。
私は昔、ドイツの博物館やダッハウの収容所も行きましたが、
それらを比べた限りでも、戦後の戦争に対する向き合い方は
残念ながら日本よりもドイツのほうがはるかに立派であると
言わざるをえません。
日本の博物館は、広島にしろ、沖縄にしろ、靖国にしろ、
展示から戦争を反省する姿勢が感じられません。どこも伝わってくるのは、
戦争が悲惨だったことと、罪もないのに死んでいった犠牲者の
日本人の同朋たちが哀れで可愛そうだという恨み節だけです。
靖国神社は後世の日本に残すべき、重要な施設だとは思いますが、
なんと言うか靖国神社は公にではなく、
ひっそりと日本人の中だけで後世に伝えていくべき
位置付けの施設であるべきです。
ましてや首相が参拝するなど、とんでもないです。