コーポレートファイナンスとは?
コーポレートファイナンスについて、
今後何回かに分けてまとめていきます。
◎株式投資とコーポレートファイナンス
お金を出して株券を購入することによって、
出資する会社のオーナーになるのが
株式投資です。
一方、企業サイドから投資家に対する
向き合い方や資金調達を考えるのが、
コーポレート・ファイナンスになります。
私は5年ほど前に株式投資を始め、
株価収益率や配当性向などと言った
言葉ぐらいは知っており、会社側の立場から
こういった事象を理解しようと
思い立って調べ始めたわけであります。
◎コーポレートファイナンスとは
「ヒト、カネ、モノ」の3つが経営の
三大資源と言われています。
「ヒト」のマーケットに対して、
企業は給与を従業員に対して支払い
従業員は労働を提供します。
「モノ」のマーケットに対して、
企業は原材料費や設備投資を行い
それを元に売り上げを上げます。
一方、「カネ」というマーケットも存在します。
企業活動を行うには設備や原材料に
投資したり、従業員を雇う必要がありますが、
それには「カネ」が必要です。
投資家から資金を調達して収益を上げ、
配当や利回りで投資家に還元する。
この、企業と「カネ」のマーケットとの関わりを
考えるのがコーポレートファイナンスであります。
本末転倒な人
「利益の一部を設備投資や新規採用に
充てればいいじゃないか!」
既存の会社に就職した身の私からすると、
こんな考えが何となく頭にあったのですが、
これは全く本末転倒でありました。
元手があって始めて売り上げと利益を
あげる事ができるわけであります。

