1999年以降の実績馬ランキングと顕彰馬 | すべてのG1馬のために

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競馬のG1馬に特化した記録を、いろいろな角度からまとめていきます。

1984年12月4日、日本中央競馬会は創立30周年事業の一環として、第1回顕彰馬10頭を選出しました。その時の基準は、以下の通りです。

  • 競走成績が特に優秀であると認められる馬(原則としてGⅠ競走に格付けされた重賞競走において3勝以上の成績を収めたもの)
  • 競走成績が優秀であって、種牡馬または繁殖牝馬として、その産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬(上記に準ずる成績を収めた馬であって、GⅠ競走において優勝した産駒が種牡馬にあっては5頭以上、繁殖牝馬にあっては2頭以上のもの)
  • その他、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる馬(国際的に活躍し、中央競馬の評価を高めたもの、又は記録性、話題性、大衆性において中央競馬の発展に特に貢献のあったもの)

1999年までは以上の基準で、顕彰馬選考委員会の審議により25頭の顕彰馬が選出されました。

 

その後、2001年からはマスコミの投票による選考方法に変わり、14頭が選出されています。そのうち、特例によって選ばれたタケシバオーを除く13頭について、当初の基準に基づき、重複なく分類します。

  • 成績優秀 テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、エルコンドルパサー、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ロードカナロア、キタサンブラック、アーモンドアイ、コントレイル、イクイノックス
  • 繁殖優秀 キングカメハメハ(牡・GⅠ馬16頭*)
  • 発展貢献 オジュウチョウサン**(障害GⅠ9勝)
*地方交流GⅠのみの3頭を除く。
**制定初年度では障害馬が対象外だったため、こちらに分類した。
 
さて、以前の記事を読んでいただくと、1986年から1999年まで(ただし、1990年は除く)の間に「成績優秀」で顕彰馬に選ばれた5頭のうち、シンボリルドルフ以外の4頭が「旧八大競走等を4勝」で選出されていることがわかります。その一方でマヤノトップガンは、「旧八大競走等を4勝」でも選ばれていません。このことから、委員会が「成績優秀」とする基準は「旧八大競走等4勝」であり、その他の要素も加味して選考していたとも考えられます。
 
そこで、上記の「成績優秀」に分類した馬を見てみると、旧八大競走等が3勝以下で顕彰馬に選ばれているのはウオッカ、エルコンドルパサー、ロードカナロアの3頭であり、いずれも「中央競馬の発展に貢献があった」馬たちと考えて問題ないと考えます。
 
それらを踏まえて、「成績優秀」を「旧八大競走等を4勝以上した馬」と定義し直すと、上記の分類は次のように変わります。
  • 成績優秀 テイエムオペラオー、ディープインパクト、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、キタサンブラック、アーモンドアイ、コントレイル、イクイノックス
  • 繁殖優秀 キングカメハメハ(牡・GⅠ馬16頭)
  • 発展貢献 ウオッカ(牝馬による東京優駿制覇)、エルコンドルパサー(初の欧州クラシックディスタンスGⅠ制覇)、ロードカナロア(香港スプリント連覇)、オジュウチョウサン(障害GⅠ9勝)
 
そこで、1999年1月1日から2025年3月31日までに登録抹消した競走馬の実績馬ランキングを、旧八大競走等を4勝以上した全馬が入る上位26位までを紹介します。なお、黄色地は顕彰馬、★は旧八大競走等を4勝以上した馬、☆はJRA・GⅠを4勝以上した馬です。
 
1位 ディープインパクト(2002生)5802点★
2位 オルフェーヴル(2008生)5541点★
3位 アーモンドアイ(2015生)5271点★
4位 ジェンティルドンナ(2009生)4571点★
5位 コントレイル(2017生)4491点★
6位 テイエムオペラオー(1996生)4322点★
7位 キタサンブラック(2012生)4002点★
8位 イクイノックス(2019生)3601点★
9位 モーリス (2011生)3524点
10位 ウオッカ(2004生)3452点☆
11位 ゴールドシップ(2009生)3402点★
12位 ブエナビスタ(2006生)3141点★
13位 コパノリッキー(2010生)2993点
14位 ホッコータルマエ(2009生)2953点
15位 スペシャルウィーク(1995生)2841点★
16位 ロードカナロア(2008生)2774点☆
17位 エスポワールシチー(2005生)2740点
18位 ドウデュース(2019生)2692点★
19位 アグネスデジタル(1997生)2642点☆
20位 グランアレグリア(2016生)2616点☆
21位 ヴァーミリアン(2002生)2592点 
22位 リスグラシュー(2014生)2591点
23位 メイショウサムソン(2003生)2573点★
24位 ダイワメジャー(2001生)2551点☆
25位 アパパネ(2007生)2502点☆
26位 シンボリクリスエス(1999生)2462点★
 
★があって顕彰馬になっていない6頭は、委員会が選考していた時代であれば、顕彰馬になっていてもおかしくない馬たちであると考えます。歴史から埋もれないように、顕彰馬たちと合わせて紹介します。
 
「旧八大競走等を4勝以上」で顕彰馬に選出
  • ディープインパクト 14戦12勝(重賞10勝、以下同じ) 三冠・天皇賞(春)・宝塚記念・JC・有馬記念
  • オルフェーヴル 21戦12勝(11勝) 三冠・宝塚記念・有馬記念2勝
  • アーモンドアイ 15戦11勝(10勝) 牝馬三冠・天皇賞(秋)2勝・JC2勝・VM・ドバイターフ
  • ジェンティルドンナ 19戦10勝(9勝) 牝馬三冠・JC2勝・有馬記念・ドバイSC
  • コントレイル 11戦8勝(7勝) 三冠・JC・ホープフルS
  • テイエムオペラオー 26戦14勝(12勝) 皐月賞・天皇賞(春)2勝・宝塚記念・天皇賞(秋)・JC・有馬記念
  • キタサンブラック 20戦12勝(10勝) 菊花賞・天皇賞(春)2勝・天皇賞(秋)・JC・有馬記念・大阪杯
  • イクイノックス 10戦8勝(7勝) 宝塚記念・天皇賞(秋)2勝・JC・有馬記念・ドバイSC
「旧八大競走等を4勝以上」なのに選出漏れ
  • ゴールドシップ 28戦13勝(11勝) 皐月賞・菊花賞・天皇賞(春)・宝塚記念2勝・有馬記念
  • ブエナビスタ 23戦9勝(8勝) 桜花賞・優駿牝馬・天皇賞(秋)・JC・VM・阪神JF
  • スペシャルウィーク 17戦10勝(9勝) 東京優駿・天皇賞(春)・天皇賞(秋)・JC
  • ドウデュース 16戦8勝(6勝) 東京優駿・天皇賞(秋)・JC・有馬記念・朝日杯
  • メイショウサムソン 27戦9勝(6勝) 皐月賞・東京優駿・天皇賞(春)・天皇賞(秋)
  • シンボリクリスエス 15戦8勝(6勝) 天皇賞(秋)2勝・有馬記念2勝
 
本日はここまでです。