次に向かうは・・・。
最近本当に縁があるなぁ~中央・総武線沿線。
丁度、帰宅ラッシュのど真ん中に乗り込んでしまったものだから、ちょっと窮屈満員電車。
新宿で快速に乗ったのだけど・・・。
各駅とあんまり結局変わらなかったなぁ~各駅にすれば良かった←
降り立ったのは三鷹駅
次なる会場は駅から歩いて徒歩15分というなんとも微妙に距離がある。
私の自宅から最寄り駅までが徒歩15分なので、それを想像してしまうとあまり歩きたくはない、もう・・・。
・・というわけでまさかバスに乗ることになるとは(苦笑)
次なる舞台観劇が行われる会場へ。
http://mitaka.jpn.org/geibun/star.php
そして今回観劇した舞台はこちらっ!
http://mitaka.jpn.org/ticket/1410250/
あらすじはこんな感じ。
蛤やアサリなどの貝漁で栄えた小さな港町、久寿尾港(くずおこう)。特に高級食材タイラギ(平貝)の漁場として有名で、近年の漁獲量の落ち込みや燃料費の高騰など漁業への風当たりが厳しい中、タイラギという特異な商品の恩恵でなんとか生きながらえてきた。
この土地に本社を置く食品会社の企画部も、県の活性化のため、地域振興課とタイアップしてタイラギ料理をPRするプロジェクトを立ち上げていた。しかし、一年前に久寿尾で上がったタイラギから貝毒が見つかり、行政より休漁を宣告される。
久寿尾港からほど近い、県道沿いにある食堂「とまりぎ」はカウンター席とテーブル席を併せても25席程度の小さな店だ。創業35年の老舗で、新鮮なタイラギ料理を安価で提供することもあり、一時はテレビなどでも紹介されて話題になった。この店の娘、アラフォーで独身の長女・睦美と、嫁いで家を出た次女・サツキは一回りも歳が離れている。母親がこの店のトイレで倒れたのは睦美が中学1年生のとき。ちょうど彼女が学校から帰ってきたときに第一発見者になってしまい、大きなトラウマを抱えてしまった。それに対して、1歳にも満たなかったサツキには母親の記憶が無い。母親の像を捕らえたいサツキと、母親の死の場面を記憶から消去したい睦美の間には、大きな隔たりがあった。
あれから28年という長い年月が経ち。
タイラギPRプロジェクトチームからの強い要請もあり、とまりぎの大将(姉妹の父親)はPR企画に協力してきた。調理方法やレシピ公開、また特別メニューの開発など、すっかりチームの一員となっていた。そこに、貝毒問題の浮上である。プロジェクトの頓挫もささやかれたが、関係者らの熱意で県の中止の方針を翻意。貝毒問題が落ち着くまで、タイラギは当面輸入品を使用するということでプロジェクトは継続してきた。
しかし、その矢先にとまりぎの大将が重度の肝臓疾患で入院し、店は休業を余儀なくされる。プロジェクトもいよいよ暗礁に乗り上げた...
関西の演劇ユニットで、本公演は過去に何回も公演を重ね、とても評価を得ている戯曲とのこと。
確か、今私が一推ししている劇団・企画の演出家がこの芝居を観たいとツイッター上でつぶやいているのを見て観劇を決めたのだと・・・確か思う。
そう、この作品の舞台はとある小さな食堂での一幕。
ちょっと風変わりなストーリー設定とその中で登場人物達の過去に抱えたトラウマや思惑、軋轢、情事、確執がぶつかり合う。
それは関西ならではの当然の如くの関西弁口調で、議論・口論・口喧嘩が展開されて観るものを圧倒する。
密度のとても濃い会話劇をまざまざと見せつけられその独特な世界観にのめりこんでいく。
もちろん笑いをもたらせてくれる人物を用意してくれることも忘れてはいない。
この人物が良い味を出していたなぁ~、出汁の出方が絶妙です(笑)
ちょっと可哀想な役回りで←
登場人物それぞれ三者三様の人を想う力、その重さ。
それぞれのその想いが行きつくその先は・・・。
噂通り、期待通りの見応えのあるお芝居でした。
ちょっと余韻噛みしめつつ、帰りは駅まで徒歩でとも思ったけれど・・・。
信号待ち、その前を駅行きのバスが目の前を通り過ぎたので、急いでバス停に留まったバスに向かって走りだした。