オールナイト一本目、『アンチクライスト』
劇場で映画を観るのが久しぶりだったので、この作品の予告も観たことが無かったのです。話題になっているらしいことは聞いていましたが
プロローグのスローでモノクロで奥行きのある映像があまりにも美しくて感動しました。そこからは、これから始まるはずのいわゆる問題要素が微塵も感じられず、どうなったら「過激な性描写・暴力描写」へと展開してしまうのか想像もできませんでした。森に行ってもしばらくは。
そういう意味で、先の読めない展開は興味を引かれました。
あ,そもそも英語だと思っていなかったので驚きました。
人間は基本的には3人しか出てきていませんよね。うちひとりは赤ん坊
森についてからは画面がたびたび歪むので、画面に映されるものが物質界のみでないということが分かってきます。
脚に穴を開けてグリグリ・・・は、あぁキリストもリアルに描写すると同じようなことなんだよなあと改めて思ったり。
あまりにも像や絵画で見慣れて痛覚を忘れていたようです。
しかしそれにしても、修正なしのバージョンを上映できる国は何処なのかしりませんが、無しで観るのは相当きつそうでした。
私は「牛乳瓶一本分の血液を採取する」と口頭で聞いただけで気が遠くなった過去を持つほどそういうのに弱い人間なので、心配になって正視は避ける部分がありました。というか、主にそのグリグリのところですけど。
あとは・・・リアルな動物を作って不自然な動きをさせるのが私は凄く嫌いなんですよね。アフラックのネコとかその最たるものですが。
内容を理解するためにはもう一度観たいところですがやはりしばらくは無理だな(^ー^;
もうあと二作を経て記憶が抜けかけてしまいましたけど。
色々なことが、今思い出すと奇妙というかむしろ滑稽とまで言えるようなものなのだけど、観ている間はよく引き付けられていました。
R18というのは終わってから知りました。まぁそりゃそうでしょうという感じですけどね(笑)
キリストといえば先月本屋でふと目にして思わず買ってしまった雑誌PEN。
最近の専門店特集号も面白くて、「所得の高い30、40代男性が読者層の中心」だそうなのだけど、何一つ当てはまらない私が読みたくなるんですよ、なぜか。
この雑誌は毎号扱う内容が変わるらしく・・・なるほど。どうしても広く浅くから抜けられない人生なのかなと、最近諦めがつくようになりました。
というよりも、それが悪いことだと決め付けなくてもいいじゃないかという意見をきいて少しポジティブになれたというか。
近ごろエロと残虐で話題になっているものとして『冷たい熱帯魚』 『悪魔を見た』と、公開時期も被っていますけど、流行っているんですかね?
すぐ、そういうものを求める潜在的な社会的誘因がどうのとか言われそう。
ミニシアターがR18に頼るとか。
しかしこの『アンチクライスト』、確かにいっぱい下半身が出てきてその印象がかなり強いんですけど、全く肉感的なものではありません。喜ばれないエロっていうか。
観てよかったとは思います。一人で行くのがおすすめです。