『オール・アバウト・マイ・マザー』を観ました。
『バッド・エデュケーション』や『トーク・トゥ・ハー』などのペドロ・アルモドバル監督作。
「コモテヤマス(お名前は)?」が聞き取れてちょっと嬉しくなりましたw井上ジョーで覚えたスペイン語。
主人公は移植コーディネーター。自分の息子が事故にあって回復の見込みが無くなり、そこで心臓移植に同意するか、という時に、それを観て初めて
心臓移植のドナーになるということはその個人としての生命を完全に諦めることに同意するということ、家族のその同意の署名が最後の生命の糸を切ることになるのだと
知りました。知らなかった・・・というか、実感を持った。
心臓が動いてなければ移植できないわけですからね。
仕事で毎日それに接している人が、ある日突然その選択を目の前に突きつけられる。まぁこの場合、選択肢はあってないようなものだったでしょうが・・・
「息子の血は私の血だ」とのセリフにはやられました。
生々しく、真実をついていた。
しかしペネロペ・クルス本当に綺麗ですね~。
あと映像のつくりがうまいなーと思いました。
この人の映画、私は好きなのか嫌いなのか良く分からない。
ちなみに性転換したアグラード役のアントニア・サン・フアンはてっきり男性かと思いきや、本当の女性だそうでびっくり。
主人公が夫と久しぶりに会う場面など、ときおり映画の中の演劇を観ている様な錯覚をします。
結論的には女、こわっ。強い。
それから監督の女性への強い憧れ(男性としての、ではなく)が感じられて少し切なくなりました。
アグラードが数え切れないくらい手術をしてお金もいくらかかったか分からないというのを自虐的に観客に話して、それが客に大受けするのですが
いや、やっぱりアルモドバル、一筋縄ではいかない・・・
もう一度観たかったですが返却期限がきたのでいつかまたの機会