人々を魅了しつづけ、時にファンからウンコをしないのではないかとまで言われる神聖の存在、アイドル――そんな人になろうと努力する彼ら彼女らになる、彼ら彼女らサポートするゲームは数多く存在する。
その中で、今日はバンダイナムコから今もなお多くの人に愛され、新作が登場している『アイドルマスター』シリーズから最新作『アイドルマスター ワンフォーオール』、ではなくナツメ・トーワチキ開発のFCゲーム『アイドル八犬伝』を紹介しようと思う。
- アイドルマスター ワンフォーオール/バンダイナムコゲームス
- ¥8,208
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- (もうなんかみんなかわいくてすき、でもこっちは取り上げません)
- アイドル八犬伝/トーワチキ
- ¥6,480
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- (今回取り上げるのはこっち)
ナツメといえば、『メダロット』シリーズが有名だろうか、ラスボスのパーツがコンビニで買える庶民派ゲームである。(たぶん初代だけ)
個人的にはガンダムの2D格ゲー『ガンダム・ザ・バトルマスター』シリーズなども印象に残っている、ゴッグが使えなかったのは残念だった。
FC時代のナムコといえば説明不要の大ヒット作を連発していた頃で、もちろんアイドルゲームにも着手している。
それが、こちらの『ラサール石井のチャイルズクエスト』
- ラサール石井のチャイルズクエスト/ナムコ
- ¥5,940
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- (ラサール石井要素はほぼない)
プレイヤーはお笑いアイドルグループ「チャイルズ」(一応説明しておくと実在した)のマネージャー(非プロデューサー)となり、全国津々浦々を巡って営業し、トップアイドルを目指す、という目的のRPGなのだが……こちらもとても個性的なゲームで、戦闘はすべて営業に置き換えられ、勝利はファンになってもらうこと、魔法ではなくマネージャー法を略して「マ法」、敵もそこらのコギャルや警備員、よくわからんウンコみたいなのと個性的。
戦うのはマネージャーなのだが、彼の後ろには三人のアイドルがつきまとう。彼女らは固有ゲージ、「ふまんど」と「にょうい」を持つ。
ふまんどは敵からのセクハラや食事を与えないなどで溜まっていき、限界値まで貯まるとアイドルがオフィスの個室に閉じこもってしまう。
そして、「にょうい」だが、ご想像の通り、歩数で溜まっていき、定期的にトイレに行くことで解消できる。
「にょうい」を限界値まで貯めるとどうなるの? まさか……とお思いだろうが、その場合、トイレまで強制的に移動させられるだけである。残念なような、全くそうでもないような。
と、この作品だけで記事が書けてしまうほどの個性的な作品で、元祖『アイドルマスター』と呼んでよいほどコンセプトの似通ったゲームなのだが……まぁ今回はこちらには(もう十分触れた気もするが)触れない。
別にアイマスのアイドルは貯め込んだ「にょうい」ゲージを「マ法」の「しいここ」(ド直球)で解消したりしないし。残念なような、全くそうでないような。
――ギャグあり、ズッコケあり、ノリのいい音楽ありのもうバリバリのサクセスストーリーなのだ!
- アイドル八犬伝/トーワチキ
- ¥6,480
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- (再掲)
バリバリ(死語)がナウなキャッチコピーを擁する『アイドル八犬伝』、こちらが今回紹介するゲームなのだ!
おおまかなストーリーはちょっとドジでおちゃめ(死語)な少女「西園寺エリカ」が占い師の言葉に従い、大好きな歌を武器にスーパーアイドル(非トップアイドル)を目指し、その中で仲間を集め、エリカ達をイロモノタレントにしようと目論む「暗黒イロモノ軍団」との戦いに巻き込まれていく……というもの。書き出してみるとよくわからないが、里見八犬伝的要素は仲間の数くらいで、脱力コメディーがメインといっても過言でない。もちろん「お母さん、僕頭が変になっちゃった」り、「ヌーヌーいってるひと」に気をつけたりしない。(オススメゲームは当方未プレイ)
まず、登場人物だがメインヒロインの「西園寺エリカ」ちゃん。
(服がお嬢っぽい)
大財閥「西園寺家」の三女である彼女は歌が大好き! 他はダメダメのミソッカス(死語)。
彼女の「ミラクルボイス」で暴走族の抗争を止めたり、歌で警備員に道を開けてもらったりとその歌声は凄まじい。
だが、その即興歌の歌詞はその時にやってほしいことをそのまま歌うのだから「ラッコのパワーでくるみを割ってよ」等の怪文気味の歌詞が頻発する。
次に、「真実星美」(しんじつほしみ)ちゃん
(かわいい)
エリカにアイドルを薦めた占い師の孫でプレコグ(予知)能力を持つ少女。(DS専用ソフト『アイドルマスター ディアリースターズ』に登場するアイドル「水谷絵理」の楽曲であるところの『プレコグ』は無関係。)
冷静で口癖は「おこたえします」の彼女だが所々に見せる少女らしさがかわいらしい。おそらく、当時のオタクたちの心を掴んだのは彼女だろうと思う。この頃からオタクって呼ばれてるはずだよな……? 同じハードに『おたくの星座』なんてのあるんだし。(当方未プレイ)
そして、次に「玉鹿ヤヨイ」(非高槻)、「青山ミサオ」、「茶畑ヤチヨ」と計七人の仲間が続いていくのだが……まぁカットしても大丈夫だろう。
と、言うのも彼女らは何かしら専門性が高くその特定のイベント以外に関われない、登場が遅く、単純に影が薄いキャラクターも居る。ぶっちゃけ、メインのストーリーに対して絡まないのだ。
ということで、今回は割愛。
星美ちゃんはエリカちゃんとストーリー中、友情を深めてゆくし、最序盤から居るかなり重要なキャラクターだし、紹介しました。かわいいしね。
次にシステムやゲーム面について。
(ゲームスタートほぼ直後の画面)
こちらの画像を見てもらえば分かる通り、『ポートピア連続殺人事件』、『
北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』等の流れを汲むコマンド選択式アドベンチャーゲーム。
同社の『東方見文録』のシステムを流用されて作られているため、非常に似ている。
難易度は低く、五章構成だが一章あたりは短く、プレイ時間は計二時間~三時間程度で終わる。
さて、今作の魅力だが、やはりその多くはキャラグラフィックの可愛らしさにあると思う。

(うたう) (おこる) (筆者お気に入りのびっくり顔)
FCとは思えないキャラクターの書き込み、そして一部アニメーションするという作り込み具合! PS2のギャルゲーでも立ち絵がアニメーションする作品は少ないというのに。現在ではアニメーションする立ち絵は多く見られるので、この先見性は凄まじい。
そして、BGMへのこだわり。
前述のエリカの即興歌は特定状況下で歌うコマンドを選択することにより、イベントが開始するのだが……そのほとんどに専用BGM付き、FCのゲームとは思えない容量の使いっぷり。
更に、パッケージ左下にある「カラオケエンディング入り」の文字の通り、エンディングではなんと歌詞付きでBGMが流れる。これが『アイドル八犬伝』を今なお一部で有名にしている『君はホエホエ娘』だ。
ほぼ最古の電波ソングといってもいい内容で、2007年に桃井はるこがカバー(筆者はこれでこのゲームを知った)、2011年に新バージョンを収録したCDまで出ている。
- ファミソン8BIT/Five Records
- ¥3,240
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- アイドル八犬伝☆ホエホエとらっくす/密林社
- ¥1,296
- Amazon.co.jp
最後に、そのバカバカしいストーリーだろう。
深夜テンションでも思いつかない脱力っぷり、「なんだよそれ」とは言いながらも思わずにやけてしまうようなフレーズやイベントが満載で筆者は終止退屈しなかった。テンポよく進むし、プレイ時間も短いのもあるとは思うが。
と、ここまでこのゲームの魅力を述べてきたが、プレイ時間の短さやプレミア値でしか売ってないこと、つーかこのノリ無理だわ等の人を選ぶ要素は強いと思われる。
ただ、好きな人は強烈に好きな作品だろう。今でもコアなファンが居ることを考えると、ゲーム史に名を刻んだ一作であることは間違いない、この文章を読んで、このゲームは! と、ビビっとくるものがあった人が一人でもいれば幸いである。
それでは、最後まで読んでくれてありがトーワチキ!