グツグツ煮えたぎる鍋の横に、肉や刺身やずわい蟹が、所狭しとズラリと並ぶ。
いずれも自腹では絶対に買わないであろう、驚くべきその価格。

ぺぽ絵はそれを「別に。」と、沢尻エリカ張りの女王な横目で流しながら、缶ビールのフタを皆にバレない様に、鍋のグツグツ音に紛らせて、プシュッ!と静かに空ける。

ジュワジュワジュワァァァ。

!@☆※?

グ…グビグビグビ………ゴキュッッ!!


………くう~~~っっ!!うまいっ!!
一年の締め括りには、やっぱりコレ!たまりまへんぺぽなぁ~。
(´~`)

何とも言われぬ爽快感が、身体中へと伝わっていく。
脳細胞から足のつま先まで、血液と混ざ……「ちょっ………ちゃっ……ちょ・ちょっと、ぺぽちゃん!ってゆーか、何ひとりだけビール先に呑んでるのっ!?」

ちいぃっっ、配膳係に見付かったぺぽっ!
(`´;)


「ちいぃっっ、じゃないでしょ、まったくぅ。みんな台所でお鍋の準備してるのに、ぺぽちゃんだけ何で手伝わずにコタツでビール呑んでるの?」

い…いやぁ、そこにいるずわい蟹はんが、呑んでもええよ、って言わはるから、つい……。
(´~`;)

「つい、じゃないわよ、まったく!ってゆーか、ぺぽちゃんもポン酢とかゴマダレとか、いろいろ運んでっ!!じゃないと、いつまで経ってもお鍋食べられないんだからねっ!」

「は・はいっ!(;´・`)」
(ちっ、たかが配膳係が、ぺぽ絵女王に指図するとは、まったくいい度胸してるぺぽよ!
※配膳係=お母ぽん
(`´))






日が落ち窓の外が暗くなり、紅白歌合戦が始まる少し前くらいに、
「かんぱ~~~いっ!」
お母ぽんの音頭で、今年最後のぺぽ絵家の宴が始まった。

”おあずけ”されていた犬が、エサに喰らいつくかの様に、皆が一斉にずわい蟹にむしゃぶりつく。

ムシャムャ…。
モグモグモグ…。
キャーッ、何コレッ!?超ウマイんですけどっっ!!
(^人^)


「ぺぽ絵、このずわい蟹、俺がネットで買ったんだぜ。美味いか?」

……べ・別に。
(-.-;)


「ぺぽちゃん、ほら。このお肉、4~5人用で6980円もするのよ。美味しいでしょ?」

ウッ・ウマッ!(゜▽゜)………あ、いや、べ・別に。すき家と同じくらいの味じゃないぺぽか。
(-.-;)


「…たくぅ~。ぺぽ絵は昔から素っ気ねぇなぁ。ぺぽ絵は来年は、その素っ気なさを直す事を目標にしなきゃいかんぞ。ガハハハハッ!」

アッハッハー。
(ぺぽ絵以外一同大笑い)





こんな感じで和やかに、そしてゆっくりと流れていく、家族だんらんの楽しいひと時。

TV観てビール呑んで鍋をつつくだけの、たわいもないただの食事会だけど、それがなぜか心地好かった。
ずっと続くといいな……こーゆーの
(^-^)


ビールを呑みながら、来年も家族みんなが健康で幸せに暮らせますように、と切に願うぺぽ絵ちゃんなのでありました。