ヒャッホー、古書店でついに宮田珠己(スノーケラー作家ネ)のデビュー本、「旅の理不尽」を見つけたのだ。うふふふ、値段は105円。福岡は新宮町まで足を伸ばし、そこの古本屋でついに見つけた。うふふふ、うふふふ。探していたのよ。寡作なタマキング(宮田氏の愛称ネ)だからね。表紙の顔が、なんともいいね。
ま、そんな僕の小さな幸せ話は、ひとまずどーでもいい。
この本を買った後、近所の本屋兼ビデオ屋に、レンタルDVDを返しに行った。僕は駐車場で車に乗ったまま、家人にピュッと走ってもらったのだが、その家人が戻ってくるのが少々、遅い。何をしていたのかと聞くと、レジで前に並んでいたチューネン親父が、ささいなことで店員にぶち切れて怒鳴っていたらしい。レジの列も進まず、店内は騒然となっていたとか。
そういえば、1年ほど前には、その店の隣のジーンズショップで、万引き防止の警報機が誤って鳴ったとかで、チューネン親父がやはりぶち切れ、店員に土下座させて謝罪させていたのを見た。「そこまでやらせるのか」と、一種の怖いもの見たさというか、驚がくシーンというか、そんな感じで見た。なんかこう、他人であれば、そこまで残酷になれるのか、という現代人のダークサイドを見たようで、「ぶち切れたオヤジは、地震、カミナリ、ダースベイダーより怖い」と思ったものだ。店員もかわいそうだったものなあ。
僕より2歳年上のブラッド・ピットが、または4歳年上のジョージ・クルーニー(このフレーズ、どこかで書いたかナ)が、レンタルビデオ店で店員にぶち切れていたら、やはり人並みに格好悪い。はっきりいって醜い、恥である。そんな恥を知らないオヤジは、どこかの忘れられた無人の星に集めて、地球から追放するべきだ。といっていたら、僕も追放されて、壊れた宇宙船のスクラップなどをあさる人生を送ることになるかもしれない。それは嫌だなあ。
タマキングは1964年兵庫県生まれ。僕とほぼ同じ年だが、この人はヒョウヒョウとしていて、ビデオ屋でぶち切れるオヤジとは、かなり対極にある感じが古い文庫からもにじみ出ている。無人の星とは関係のない、いいオヤジだ。ワタクシもそんな人になりたい、醜いオヤジにはなりたくない、と心から願いながら、どーでもいい話の締めとしたのだが、どーでもいい話ですみません。