もう2年も前になるだが、日本公演のラ・ボエームでテノールのテラノーヴァを聞いて素晴らしかったのでまたいつか聞いてみたいと思っていたら、東フィルの定期公演「メフィストフェレ」に出演するというのでオペラアリアの夕べも含めてチケットを求めた。
そうしたらなんと!病気で降りてしまったのだった。
がっかりしたが、評判のバッティストーニを聞いてみるのもいいかとサントリーホールに出かけた。
結果からいうと十分に楽しめたコンサートだった。
代役のテノールは大砲の様な美声だが音楽性が希薄なのは残念だった。
ソプラノはイタリアにありがちな声デカでそれがヒステリックに聞こえて不快だった。
多分高音になると必ず開けるのが原因だろうが美しくない。
男性陣は可愛いからまあいいか、とまたまたのたまっていたが・・・
バスは一昔前イタリアでオペラを見ると必ず王様やら神官やらで脇役が多かった歌手で、
小シエピと小ギャウロフが混ざった感じだった。
このオペラは私にとってだが3分の1はつまらなく幼稚すぎて耐え難い。
作曲者はそれを狙っているのだろうが素敵なアリアとの差がありすぎてバッティストーニでなかったら帰ったかもしれない。
バッティストーニは色々聞いていたが、なんとシンプルでわかりやすい指揮だっただろうか?
この指揮者でもっとロマンチックなオペラを是非とも聞いてみたいと思わされた。
明日のみなとみらいが少し楽しみだ。
みなとみらいは久しぶりだがゆっくりできないのが残念!
ペペさんがおうちで待ってるからねーーーーーっ!