職業上、その演奏がいいか悪いか、どこがいいのか悪いのかわかるのはすっきりして精神上いい気持ちです。
しかしあまりわかり過ぎてしまうのもねー。
言いたくないけどあれこれ文句をつけたくなるし、またそういう自分が嫌になるし・・・
素晴らしい演奏で興奮した事はもちろんあります。
だけど今回のはそういうのとも違うなあ。
身体がホンワカ暖かくなって「ああ、楽しい!」って心の底から思えたのです。
そんな気持ちは初めてかもしれない。
3人の男性陣の発声が良かったのと演技も素晴らしかったからですが、
それにも増してテノールの本来の良さが実感出来たからですね。
テノールの原点であるヤング・ディ・ステファノみたいでした。
柔らかくて心地よくて気持ちいい。
しかし昔はこれがわかりませんでした。
何しろ私の原点は(物心ついた時に聞いていた)ドラマチックなデル・モナコですから
そうじゃないのは赤ちゃんの様な防御がない声に聞こえて変、て思ってました。
今回はそういう点も含めて色々ととても勉強になりました。
いくつになっても勉強ですねー。
次に出した動画は昨年の私の愛妙の二重唱です。
お相手は若い才能に溢れたハンサムなテノール君です。
残念ながら顔出しが出来ませんが私達は大いに期待しています😃
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