ハイC考(その1) | オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

主催している「ありどおろ座」オペラ団の情報や合唱の練習など音楽家としての生活です。

はいCというのはテノールだけではないのだが、

特にテノールにとっては特別である。

ハイCを本番で、オペラで出さなくてはいけない時は、

それなりの生活を送らなくてはならない。

「瞬発力が出る様な筋肉を使えるように身体を柔らかくしておく事」。

もうそれしかないのだが、これがなかなか難しい。

本来、人間の身体は1日同じな訳がなく、朝昼晩と違う。

そして自分でもその自覚がない。

自己判断で身体の調子が悪いと思っても歌ってみると良かったりする。

しかも歌ってみないと完全にはわからない。

自分の身体が楽器だというのは厄介な事だ。

だからこそ技術が大事なのだ。

技術さえあれば少々調子が悪くてもカバー出来るし、

技術がなければどんどん調子悪くなる。

さて、技術の問題は置いておいて、

どういう生活を送るのがベストかという事だが、

これが人によって異なるので早いうちにどうすればいいのか見つけなければならない。