私がオペラを見て一番気になると言うかこだわる所は・・・
何と言っても発声ですが、何を隠そう、衣装(お化粧や髪形も含む)もなのです。
それは私自身がチビデブ類に属しており、それがコンプレックスだからです。
洋物をやっているから日本人としてもコンプレックスです。
とにかく舞台上でどうやったらスタイル良くカッコ良く見えるかって事をいつも真剣に考えてます。
そして自分の所でなんちゃって演出をしている事もあって人の事もすごく気になります。
アディーナの髪形って?
あの髪形は太って見えないかな?
しかも子供っぽいし・・・
ネモリーノやたら格好よくないかな?
まるで王子様みたいだし・・・
セットはおとぎの国みたいで可愛いけど・・・
愛妙ってエロチックな話よね。
うちの師匠とマエストロが大学院オペラで愛妙をやりたがっていて、
2人でコソコソ愛妙のエロチックさを笑いながら話してたのを思い出しますわ。
まあそれはそうとしてめずらしくイタリア人オールキャストでしたが断然グリゴーロの独り舞台でした。
ソプラノはイタリア人にしてはこれまためずらしく声のあるソプラノで、
身体中が響く声があるのですが、高音になると開けてしまうので響かなくなり声にムラがあります。声のキャラはもう愛妙じゃないしね。
バリトンは発声はまあまあいいのですがまだ若いのかしょぼい(笑)
バスは昔もっと良かった気がするんだけれど発声わかってなかったのね・・・
驚いたのはグリゴーロが食べていたリンゴを最初は片手で二つお手玉、
次に三つを両手でお手玉しだした事です。
それもすごく高く。
いやいや本当に器用だな、と言うより負けず嫌いで努力の人だな、と思いました。
これから私自身がコンサートが続く忙しい中、来るのにちょっと無理しましたが見れて本当に良かったです♪
