先日のコンサートはとっても好評でした。
レッスンを休んでいる人が久しぶりにみんなの声を聴いて、
その成長に驚いたと興奮して電話してきたり、
長年聴きにいらしているお客様も特に若手が伸びたと喜んで下さいました。
こうやって演ずる側と聴く側が一体となるのは理想的な事です。
演奏者が頑張るのは当然ですが、その成長を正当に見守る聴き手がいるからこそ、
演奏者としてのやりがいがあるというものです。
ただやはり正当な評価というのは大変難しいですね。
うちはどちらかと言うとオタク的に発声の技術を研究しているので、
理解してくれない？というか、わかってくれない人も多いです。
超アペルトで発声ゼロでも、本来持っているもの、
例えば抜群の身体能力と人間的パワーに溢れている、
という人の方が良く見えてしまいますからね。
うちの若い人の為に聴き手も育てていきたいと思いますがなかなか・・・
ま、技術があれば時間はかかりますが絶対何とかなるので
いずれは大きく羽ばたいてくれるだろうと心配はしていませんが。
さて、私自身の反省は色々あります。
今回の曲は大昔に大失敗した事があり、
また私の役ではないので改良に次ぐ改良をしたのですが、
あちらを直せばこちらがほころぶ・・・といった具合でなかなか難しかったです。
もうこれ以上この曲は歌いたくないと思いましたが６月に本番があり、
折角なんだからもう一度歌ったら？すぐ違うものをやろうとしないで、
という連れ合いの言葉に思い直して、もう一度リベンジ！です。