発声改良 | オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

主催している「ありどおろ座」オペラ団の情報や合唱の練習など音楽家としての生活です。

久しぶりに発声の話♡
今日、遊びでアンドレア・シェニエのアリアを歌う連れ合いの伴奏をしたんだけど、
いとも簡単に高音のB音を10拍以上出し続けたのに超ビックリ!!!
どうしたんだーーー?という私の問いに、
デル・モナコを思い出して発声を改良したとの事。
具体的に言うと今までより角度を縮めたのだそうだ。

私達にとってアンドレア・シェニエと言えばデル・モナコで、
もうその素晴らしさと可笑しさに笑いながらどの位映像を見てきただろうか。
最初は誰しもがそのフォームを真似をしたものだが、
上っ面の物まねにしか過ぎなく、ただ惑わされただけだった。
しかしそのすべては計算されたものであり、理論を知りつくしている彼の技である。

と、わかっていながらも、今日の様にデル・モナコを思い出したりして発声を改良する余地はまだまだあるのだ。
この年になっても進化し続けるのは喜ばしい事なのだと思う。
私も研究して今度のコンサートの「Morro~」を頑張ろうっと!