無事に「くどう式発声」公開講座第3回を開催しました。
8人の受講生の方が歌われました。
K氏の指摘で面白かった言葉は多々あり、
「点を変えずに響きを変える」
「中を動かさない」
「前に流れてはいけない」
「発声は素直な心で受け止める」
等々でした。
特に「点を変えずに響きを変える」は、
ディ・ステファノがマリア・カラスに注意していた言葉らしいです。
さて、講座の後にうちの若いお弟子さん達のコンサートになりました。
みんなとっても良くなって大感激でしたが、
まだまだこのままでは世間に通用はしないし、
ちまたの悪魔の様なオーラには太刀打ち出来ないだろうな、とも感じました。
腐りかかった果物がとても美味しい様に、
くずれた発声はとても魅力的に聞こえます。
綺麗に調律された声は魅力に乏しいので、
若い人はもっと人間的オーラを出さなければなりません。
声がまとまってきて世界に羽ばたける素晴らしい素材達を
これからも見守りたいと思いました。
また半年後位に開催する予定です