セル「駄目だ。いくら探してもサウロとヨシュカの気配が見当たらねえ。あと調べてねえのはあの魔法陣だけが…この魔法陣を使えば、サウロとヨシュカが飛ばされた場所まで行けるかもしれないな…どうするよ兄弟。」
冒険者[考えるエモート]
グリフィス「お前たち…あの魔法陣に飛び込め。」
セル「なっ!オレ様たちに敵の罠に突っ込めっていうのか!?正気か!」
グリフィス「全知全能の神であれば、邪魔な俺たちを一瞬で殺せたはずだ。なのに、アルマスはあの2人を殺さずに、閉じ込めた。なにか理由があるはずだ。俺は外から脱出方法を探す。お前たちは中から脱出の糸口を見つけろ。」
[選択肢]
①君1人を残してはいけない!
②まさかアルマスと戦うつもりか!?
[①も②も同じ会話]
グリフィス「構わない。俺にはストーミア様から頂いた加護がある。俺の心配よりも、ここから脱出して、地上にいる奴らに真実を伝える事が優先だ。」
[選択肢]
①任せてくれ!
②皆で脱出しよう!
[①も②も同じ会話]
冒険者[喜ぶエモート]
ジェアネチェル「ここが空間の中央だ。見ろ。あそこに浮かんでいるのが、この空間の核。あれを操作できれば、外に出られるはずだ。」
サウロ「よし!そういう事ならさっそく操作してみよう。」
ジェアネチェル「待て!無闇に近付くな!我らが核の存在を知っていながら、誰も近付かなかったのはあの番人がいるからだ。あれを倒さない限り、中枢に近付く事はできない… ん?しばらく見ない間に、姿が変わったようだな。」
ヨシュカ「そんな…まさか、あれは…」
ヨシュカ「…グリフィス?」
セル「…チッ。」
サウロ[剣を抜く]
サウロ「アルマスウウウゥッ!!!!」
[姿の変わったグリフィス(ホルテス)と戦う]
サウロ「…ごめん」
ホルテス「……すとーミあ、さマ…」
ヨシュカ「…どうしてグリフィスはあんな姿になってしまったのでしょうか。」
セル「まさかとは思うが…あの神様は戦争が終わるまでの余興として、こいつをモンスターに変えたんじゃねえか?封鎖された空間で、心身共に弱ったオレ様たちと、モンスター化したこいつとの同士討ちが見たかったとか。もしそうなら悪趣味にもほどが…」
サウロ「そんな事があってたまるか!そんな、人を人と思わないような…人道に外れた事が許されるのか!?そんなものに助けを求めようとしていたなんて…!」
ジェアネチェル「己の力を己の為に行使する。目的の為ならば手段は選ばない。それが我々を作った創造主…神という存在だ。これはお前の仲間だったものか?」
ヨシュカ「…彼は、もう元には戻らないのですか?」
ジェアネチェル「無理だな。元人間だったようだが、今はモンスターと見分けがつかない程、深く結びついてしまっている。我々にはどうする事もできない。」
ジェアネチェル[両手を上げる]
ジェアネチェル[キューブ型の何かが生成される]
ジェアネチェル「これでこの空間の主導権は我々のものだ。お前たちのおかげで、ようやく我らもこの異空間から抜け出せる。感謝するぞ。」
サウロ「…感謝されるような事はしていないよ。俺は、自分が助かりたいからと仲間の命を奪ってしまった…」
ジェアネチェル「我らは境遇が似ている。だが、労働を強いられていた我らよりもお前たちははるかに自由だ。我はそれがうらやましい…これは、お前に託そう。これは神の力が凝縮された塊だ。これを取り込み、お前がこの世界を変える神となれ。」
サウロ「…俺に人間をやめるというのかい?」
ジェアネチェル「…この世界の理を変える為には人智を超えた強大な力が必要だ。これを使えば、人間のお前でも神と同等の力を得られる。今まで通り、人として神の蛮行を野放しにするか、神の力を手にいれ、世界を変えるか…お前が選べ。」
【サウロはジェアネチェルから神のコアを受け取った!】
サウロ[受け取ったコアを飲み込む]
サウロ「…すごい。力が満ち溢れてくる。これがあれば、神と渡り合えるかもしれない!」
ジェアネチェル「それと、これもお前に渡しておこう。」
【サウロはジェアネチェルから機械人形のコアを手に入れた!」
サウロ「これは?」
ジェアネチェル「これから我は仲間たちと共にイルーナ世界から去る。それは餞別だ。神となったお前が統べる新しい世界で、再び出会える日を楽しみに待っているぞ。」
サウロ「…ありがとう。誓うよ。俺が必ず、この世界を変えてみせると。君たちが戻ってくる頃には、きっと世界は光で満ち溢れているはずさ。」
サウロ[魔法陣を生成する]
サウロ「外に繋がる門を作ったよ。これを使えば外に出られるはずだ。」
セル「はー、ようやくこの空間から脱出できるぜ。いい加減、太陽を拝みたいもんだ。」
ヨシュカ「あの!彼は、グリフィスはどうするおつもりですか?まさか、置いていったりしませんよね?」
サウロ「彼は、俺が後で外に連れて行くよ。まずは一度脱出して、戦争を止めるのが先だ。」
ヨシュカ「…分かりました。」
冒険者[怒るエモート]
サウロ「ごめん、少し疲れが溜まっていたのかもしれない。でももう大丈夫。さあ、行こう。」
冒険者[頷くエモート]
---ミッションが更新されました---
---異世界・中心部(脱出魔法陣)---
冒険者[魔法陣に入る]
[選択肢]
①まだここに留まる
②脱出する
[①の場合]
[②の場合]
---ソフィア街---
ヨシュカ「ここは…ソフィア街!ボクたち、戻って来れたんですね!」
セル「あ〜っ、久々の外だ!空気がうめえなあ!」
冒険者[喜ぶエモート]
声「おー?あ、お前ら!」
[ディエゴが走ってくる]
ディエゴ「しばらく見ないと思ったら、どこ行ってたんだよ。そうだサウロ、武器は刃こぼれしてねえか?そろそろ鍛え直した方が…おっと!」
サウロ「ディエゴ!戦争は、戦況は今どうなっている?リヒトとケルトイはどうなった!?」
ディエゴ「おいおい、落ち着け。急にどうしたんだよ。戦争の事なんて俺が知る訳ねえだろ。」
ヨシュカ「リヒトたちと合流しましょう。今ならきっと間に合います!」
サウロ「そ、そうだね。今の俺には神と同等の力がある。これを使えば戦争だって…ッ!?」
サウロ「あぁ、そんな…そんな!」
---ミッションが終了しました---