#229

 

 

こんにちは!

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

箱で空間を作るハコニストの姥澤です

 

 

前号からのつづき

 

 

次はいよいよ、、

自動釘打機の機械で製作した

「りんご箱」ですビックリマーク

 

 

底板ステープルが片側1本づつ

中心の方に2本打つタイプ

 

 

この強度を調べるために

試験用の道具を作って準備しました!!

 

 

 

 

 

 

  試験体3(新箱)

 

自動釘打機(ステープル) 底板 ステープル2本

 

 

 

手順通りに10kgの砂袋を

一つづつ木箱に積み上げて行きます気づき

 

 

 

 

 

100kgぐらいになると

底板が開いてきましたあせる

 

 

 

130kgで底板が抜けますビックリマーク

 

 

 

 

 

最大荷重は120kgという結果ひらめき電球

 

 

ステープル4本ほどではないが、、

丸釘の手打ちよりは、

 

 

耐荷重の強度は高いということが

分かった電球

 

 

これも時間が経過していくと

性能も変わっていくと思われるので、、

 

 

 

中古の木箱(古箱)を試験するチュー

 

 

 

 

 

  試験体4(古箱3番)

 

手打ち(丸釘) 底板 釘2本

 

 

 

 

 

30年くらい、りんご業界で

働いてきた中古の「古箱3番」

 

 

古箱はどのくらい強度があるのか

とても興味深い。。

 

 

10kgの砂袋を箱の中に

一つづつ載せていく

 

 

100kgで作業を止めて

底板の状態を確認する。

 

 

ビクともしていない!!

 

 

 

 

 

 

底板が全然開いていない。

 

 

今までの箱は100kgで

何らかの変化が見られたが、、

 

 

古箱3番(30年ほど)は

全く変化がない!?

 

 

そこから更に一つ、また一つと

10kgの砂袋を積み上げていく

 

 

150kgでも安定している。

 

 

さらに砂袋を積んでいく。。

 

 

 

 

 

200kgを載せたが、、

壊れる気配がない。。

 

 

砂袋がないので、

ここで計測終了!!

 

 

 

古箱3番の最大荷重は

200kg以上ということにビックリマーク

 

 

「すご!!」

「いぶし銀だな〜古箱の3は」

 

 

「バーロー、年季がちがわ〜!」

 

 

なんて、声が聞こえてきそうですが、、

 

 

やはり、板材が乾燥して釘を締め

鉄釘が錆びて抜けにくくなり

 

強度が増したんだと思われる。

 

 

 

お次は最後の検体

 

 

 

 

 

  試験体5(古箱4番)

 

タッカー打ち(ステープル) 底板 釘2本

 

 

 

古箱4番は40年くらいの選手

りんご業界では古過ぎて

 

 

あまり使われていない木箱汗

 

 

古くて強度も弱いと言われている

古箱の4番ですが、、

 

 

同じように砂袋を

積み上げていきます気づき

 

 

 

 

 

 

古箱の4番も100kg積んでも

ビクともしませんでしたビックリマーク

 

 

一つづつ積み上げていき、

200kgまでいっちゃった!!

 

 

その時、

 

 

「ミシミシっ」と音がし、

底板が抜けました。

 

 

最大荷重は190kgという結果!!

 

 

4番箱は弱いという

定説をくつがえし、、

 

 

実は強度が高いということを

実証してくれたひらめき電球

 

 

 

 

 

 

では「新箱」が弱いのかというと

そういう訳ではなく、、

 

 

だんだんと熟成されて

強度が増していくという

 

 

成長する木箱とも言えます照れ

 

 

 

今回の実験で、手打ちの「新箱」も

30〜40年使用された「古箱」も

 

 

新たに導入された

自動釘打ち機で組み立てられた

「新箱」もすべて

 

 

通常業務で使用されることに

耐えうる強度であることが分かった気づき

 

 

 

 

 

 

 

なんでもかんでも

 

「エビデンスは?」という

今の風潮には疑問だったが、

 

 

こういう時こそエビデンスの

効果が発揮されたと言えるひらめき電球

 

 

 

現場の担当者も納得し

私自身も自信を持って

 

 

製作の指示も出来るし、

お客様へも販売が出来るビックリマーク

 

 

会社としても一歩

前進できたのではないだろうか。

 

 

協力いただいた関係各位には

心より感謝いたしますアップ

 

 

ありがとうございましたニコニコ

 

 

 

 

 

 

株式会社うばさわ

 

 

 

木のはこ屋 オンラインストア

 

 

 

古いりんご箱を再利用してリノベーションした家具「又幸」