こんにちは!
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
箱で空間を作るハコニストの姥澤です
りんご箱に使われている材料が
青森県や岩手県北に自生している
「赤松(アカマツ)」が
主に使われています
なぜ、りんご箱に赤松が
使われるようになったのか![]()
これは私の想像になりますが
安価で近くに自生していて
強度があるので、、
自然と赤松が多く使われるように
なっていったのだと思います![]()
昔は雑木と呼ばれて
「ブナ」もりんご箱に
使われたりしていました![]()
今では白神山地の「ブナ」は
世界遺産になって
切り出すことはできませんが、
昔は使いみちに困って
いろいろ研究され、
出来上がった中の一つが
「BUNACO(ブナコ)」
青森県弘前市 ふるさと納税返礼品
薪やりんご箱になっていた
ブナから工芸品となり、
今では世界的なブランドに
なっていますね![]()
では、赤松材とはいったい
どのような木なのか、
掘り下げてみたいと思います![]()
樹種名:赤松(アカマツ)
別名:雌松(メマツ)
科・属名:マツ科・マツ属
英名:Japanese red pine
原産地:本州北部から四国、九州に分布
開花期:4~5月
強度:やや硬い
色調:辺材は白褐色、心材は淡白褐色で、
辺材と心材の境界は不明瞭で難しい。
花言葉:「不老長寿」「同情」「哀れみ」「慈悲」
特徴
一般的にマツ科の樹木は
痩せた土地でも育つと言われていて
赤松も例外ではなく
肥沃でない土地でも生育しています
樹皮が赤みがかっているので
アカマツという名前の由来だと
言われていて、、
クロマツが「雄松(おまつ)」と
呼ばれていることに対比して
アカマツは「雌松(めまつ)」
と呼ばれています![]()
ちなみにホームセンターで
よく売られている「パイン材」
パイン材という樹種は
存在していなくて、、
業界一般でパイン材とは
「欧州赤松」と呼ばれる
北欧産の松のことを言います
それと2×4材はSPFと言われ、
樹木の名前ではなく
トウヒ属のスプルース(SPRUCE)
マツ属のパイン(PINE)
モミ属のファー(FIR)の
3種類の樹種の
頭文字を取った総称です![]()
高級きのこの「松茸(マツタケ)」は
赤松の林の中に生えてきます![]()
和歌山県かつらぎ町 ふるさと納税返礼品
赤松材は全国に
分布している木ですが、
松くい虫の被害によって
”マツ枯れ”と呼ばれる
現象が深刻となっています![]()
松枯れの原因は、
マツノマダラカミキリと
マツノザイセンチュウで
松枯れの木は伐採して
被害が拡がらないように
引用:森林総合研究所 四国支所
(http://www.ffpri-skk.affrc.go.jp/matu/qmatu_matukui.html)
伐倒処分作業が
行われているようです。
「りんご箱」で使っている
赤松材は岩手県久慈市や
青森県三八地域で採れる
「南部赤松」
それと津軽地域の「赤松」
青森りんごと共に歩んできた
「赤松材」と「りんご箱」
青森の文化として
今後も継続して生産していきたいと
思っています![]()








