昨日の朝に見た夢の話です。
家の庭に突然、熊が現れました。真っ黒だったので多分ツキノワグマだと思います。
ヒグマよりもツキノワの方がまだ対処出来るかも? という認識ですが、なかなか精悍な顔つきをした熊で体重も200キロ以上はありそうで迫力を感じました。
庭をのっそのっそと歩き回りながらこちらを睨み、いずれは家の中に入ってくるな、という予感がしました。セキセイインコの鳥かごが窓際にあり、心配ではありましたが迷いながらも意を決して二階に置いてある金属バットを取りに行きました。ベッドの下を探して目的のバットを見付けて持ち、急いで先の部屋に戻りました。
すると熊はすでに部屋に侵入していましたが、何故か鳥かごの中に入っていました。
起きてから冷静に考えると熊が入れる大きさのかごでもないし、仮に大きさがあっても鳥の出入り口から熊が入れる訳もないのでしたが。
とにかく鳥かごの中に熊がいました。しかしその時は何故かインコの存在を忘れていて、その場はとにかく熊がかごの中にいるという事実だけを感じていました。まあ夢の中ですから。
少しの逡巡の後に意を決してかごの出入り口を開ける。すると熊は窮屈そうに不自由そうな動きで頭から這い出してきました。
その出てきた熊の後頭部に思い切り金属バットを叩きつけました。熊に抵抗する暇を与えずに、何発も何発も殴り続けました。そのうち熊が弱ってきているのを感じながら、手を緩めずに何十発もひたすら頭を打ち続けました。
やがて熊は動けなくなり、とうとう死んだかと感じながらも、更に20発くらい叩き続けました。
ようやく安心出来ると判断して手を止めました。その判断に誤りはなく、熊は死んでいました。
そして、そこへインコが飛んできて僕の肩に止まりました。そこで、あれ? そう言えばかごの中に熊に入られたんだよな? と思い出し、あの状況で生きていられたとは中々強運だな。先代のインコ並みだな、と思いました。
これは現実の記憶がリンクしていて、そのインコの前に飼っていたインコは実に強運を感じさせる鳥で、その先代インコを連想させるくらいの奇跡的な生存だと思いました。
段々と現実の記憶や鳥かごの大きさと熊が入る矛盾などが頭に浮かんできながら、視界が段々明るくなっていき夢から覚めていきました。
その後に熊の死体を父が片付ける展開となっていった筈ですが、よく思い出せません。父の言葉を聞きながらも、段々現実の意識の方が強くなっていって夢から覚めていったように思います。