早期支援教室(個人) 3回目
寝起きでポケーっとしながら
教室に入ったせいか
なかなかママから離れないあおちゃん
水筒の入っているリュックを
車に忘れた事に気づき
一緒に取りに行ったら
目が覚めたみたいで
リュックを自分でロッカーにしまい
上着&靴下を脱ぎ
遊びだしました
最近は『てまねき』でママを呼ぶ
たまに声『おーいーでー』付きで
なかなか来ないと
『マーマー』と肩をポンポン叩きに来る
これ可愛いの
遊んでいる時、ママは
あおちゃんからの
『おねがい』がないと動きません
(時と場合によります)
困ってたらなんでもやってあげちゃう
みたいな
行動の先取りはしないって事ね
できなくて…困って
ちょっと考えて…やってみて
それでもできなくて…
ママおねがーい
みたいな感じ
できなかったら
やってあげる
じゃなくて
『こうしてみたらどう』
という提案
もちろん1歳児ができる範囲内でね
成功体験って大事
1回できると
やり方が分かっているから
『ぼく、できるもーん』と
次からは自分でやろうとするの
先生とあおちゃんが
車のおもちゃで遊んでました
先生からあおちゃんへ
ブーン
あおちゃんから先生へ
ブーン
これを何往復かやってました
この車の行ったり来たりが
ことばのキャッチボールの第一歩
難聴の子は
『自分から相手へ』というか
人とのやり取りが
難しい?苦手?
みたいだけど
あおちゃんは上手にできてると
褒められました
これは
ねぇねぇ達のおかげかな
ねぇねぇ一人があおちゃんに付き
もう一人が相手をする
これが日常
年が離れてるからできる事なのかな
まぁ
たまに
あおちゃん置き去りで
ねぇねぇ達は二人の世界へ
入り込んでるけど
先生からのお話
●子供の気持ちになって
子どもの言いたいことを言ってあげましょう
代弁②
聞こえにくい子は
大人の口まねをしながら
ことばを自分のものにしていく
子どもの気持ちになって
今、行っていることや
感じていることを
ことばにしてあげましょう
(はじめは短いことばで)
子どもにとって
気持ちが動き、楽しい場面での口まねであれば
分かりやすく模倣しやすい
●物の名前を言ってあげましょう
『かるた遊び』
①表情をつけて名前をたずねてみる
『ピョンピョン、うさぎさんはどこー?
ちょうだい』
↓
②子どもが絵札をとったら
『〇〇ちゃん、これなあに?』
『ピョンピョンうさぎさんだね』
↓
③いっしょに遊ぶ(表情や身振り手振り)
『ピョンピョンピョンピョン』
『みみのながい、うさぎさん』
『同じ同じ』
①『〇〇ちゃん、みてみて
これと同じのちょうだい』
↓
②『あったね!同じだね!』
↓
③『これなあに?』
『ニャンニャンだね!』
〜物の名前を定着させるために〜
実際の物を見たり、使ったりしている時に
その名前が言えるようになったら
次は写真や絵を理解して
その名前が言えるようになる
これは、生活の場面に関係なく
いつでもどこでも
その物の名前が言えるようになること
聞こえにくい子は
生活場面だけでの使い慣らしでは
物の名前が定着しにくいので
絵や写真を使ったり、遊びの中で
物の名前を繰り返し使い
定着できるようにしましょう
●子どもの主張をききましょう
また、大人の考えも伝えましょう
↓
月齢が高くなると、自己主張や拒否がみられる
これは『自我の芽生え』という発達の大切な段階
『こうしたい! ああしたい!』
『自分でやりたい!』という姿が見られ
それと同時に『やりたいのにできない!』といった
感情も生まれてくる
このため『イヤ!』『やだ!』という主張も出てくる
聞こえにくい子は自分の思い(主張.拒否)を
うまく伝えられないことが多く
『泣いたり、手足をバタバタさせたり
ひっくり返ったり』
どれも相手にわかってほしくてとっている行動
『イヤ!』という気持ちを持つことは自然なこと
まずは大人が身振りやことばで
『イヤ!』の表現を教えてあげる
その上で、
どうしてイヤなのか、どうしたいのかを考え
その表現の仕方を教えてあげる
きもちをくんで
『こうしたかったの』→『こっちがいい』だったね
と、する時もあれば
聞き入れることができない時は
大人の気持ちをしっかり伝えることも大事
『だめ!こっち!』と
大人のしてほしいことだけを伝えるのではなく
『〇〇だから、こっちにしようね』と
理由をつたえることはとても大事
物事には道理や理由がある
月齢が小さくても
子どもに合わせたことばで
『〇〇だから』と伝えていきましょう
その積み重ねが
子どものことばや考える力を育てることになり
気持ちのコントロールにつながる