佐賀県大好き夫婦の私達ですが、

鳥栖はずいぶん前にアウトレットモールに行ったくらいで、ほぼ未踏の地でした。思ったより遠くなかったので、これからはどんどん訪ねてみるつもり😄



さて、

前から興味はあったものの、

せっかくならば面白そうな企画展をやってる時期に行きたいと、お預けにしていた場所がこちら。



 中冨記念くすり博物館

     佐賀県鳥栖市神辺町288-1


佐賀県経済の一翼を担う製薬業。
江戸時代にこの地で興り、日本四大売薬業のひとつとなった「田代売薬」をはじめとする、くすりの歴史と文化に関する資料を展示する博物館です。

中冨三郎銅像

佐賀の偉人像25体のひとつ。
現・久光製薬の創業者で、売薬業が近代化の流れを受けて店舗販売に変わり、機械化によって製薬業に発展した時代に、多方面にわたり活躍。久光製薬を世界的な大企業へと成長させました。その手に持っているのは、社名を世に広げた「サロンパス」


中富記念くすり博物館は、久光製薬創業145周年の記念事業として1995年に設立されました。(2010年より公益財団法人として運営)

駐車場近くに、
お地蔵様が祀られていました。

詳細が気になりますが、

とりあえず中へ入りましょう。
入館料は300円(JAFなどの割引あり)
エントランスホールには、博物館の基本設計者チエッコ・ボナノッテ氏による彫刻作品『生命の種子』が展示してあります。


✿ミュージアムショップ

ユニークな商品が並び、見てるだけでも楽しい。

嬉しいことに、
2階の映像コーナー以外、館内撮影🆗
博物館1階のテーマは『現代のくすり・世界のくすり』です。
現代のくすりに関する基礎情報と
世界の医学・薬学の歴史を学ぶことができます。


医学の進歩に貢献した人々や
新薬ができるまでの長いプロセスについて。


12通りの薬の分類がわかります。



✿染付VOCガリポット
東インド会社関連の病院や薬局で使用された伊万里焼の薬瓶。


屋外にある「薬木薬草園」の
フォトコンテスト入賞作品の展示


✿アルバン・アトキン薬局
19世紀末、ロンドン郊外にあった薬局の移設展示です。


その資料数2万点は凄い😀

90秒のプロジェクションマッピングも楽しめます。


こちらは製薬機械の展示室

昭和時代の工場で使われていたものだそうです。


①散薬を混ぜ合わせる機械
②試料を粉砕する機械


③試料をすり潰して撹拌する機械
④散薬を圧し固めて錠剤にする機械


こちらは蒸留のための装置

「蘭引」かわいい形をしてます😄


蒸留装置によって、有効成分を抽出したり不純物を取り除いていくのですね。


✿世界の顕微鏡


こちらは日本製。


✿内視鏡
内視鏡の発明によって、生きている人間の体の中を見ることができるようになった・・・って、ものすごいことだよなぁ。

顕微鏡も内視鏡も、本来は見ることの出来ないものを見ることによって、病因の究明や発見に大きく貢献してきたんだと、あらためて感じました。

1階の常設展示はここまでなんですが、
楽しみにしていた企画展が開催中でして、2階に行く前にそちらをレポートしていきたいと思います。

次の記事へつづく。